株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-09-07 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

約1ヶ月ぶりの押し目到来に備えよ

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

昨晩の米国市場ではNYダウが底堅さをみせ、ハイテク株売りが大きく売られたのですが、それにしても日経平均先物およびドルの売られ方が垂直下落で異様な動きとなってきました。

トランプ米大統領が貿易論争の中で日本についても言及してきたので警戒感を高めたと言えますが、こうした意味不明な動きの裏では必ずと言っていいほどヘッジファンドが暗躍しています。ドイツ市場も安値水準ですし米国一強の様相がますます強まっていますね。理由はどうあれ、本日の日本市場も仕掛け売りの力技に屈してしまいました。

小型株もマザーズ指数が2週間ぶりに1000ポイント割れし、直近高値は1051ポイントで押し返された形となっています。テクニカルの一目均衡表ではちょうど雲の抵抗帯で上値がおさえられていますね。

となると、下値も確認しておきたいところですが、現在は25日移動平均線の1000ポイントちょうどの土俵際をこらえられるかどうかになるでしょう。来週はこの節目をはさんだ攻防戦でどちらに放れるかが焦点となりそうです。

ついこの前まで23000円にトライしていた日経平均はこの25日移動平均線の22500円付近をこらえきれずに下放れしてしまいましたので、現状としてはやや分が悪い状況と言えますね。

まさしく市場が期待しているのとは裏腹に逆へ逆へと動いていくのは最近の日本を襲ってくる自然災害とリンクするかのようです。

最近の異常気象は毎年のように異常、異常と言われていますが、そもそも何が正常なのか分からなくなってきてますよね。もはや異常であることが当たり前のような気さえします。

7月の西日本豪雨、記録的猛暑そして台風が逆走したりといったことに始まり、何十年ぶりの大型台風が各地に上陸し、最近の北海道地震も含めて予想外のオンパレードになっています。

市場でもランダムウォークと言われるように、上がるのが当たり前、下がるのが当たり前といった思い込みは厳禁ですね。ただ、心構えとしては市場が弱気の中での強気、市場が強気の中での弱気を意識しておきたいものです。

そのために投資家ができる準備としては、どこまで上がったらどうする、下げたらどうするといったシミュレーションを常に想定しながらポジションを管理しておくだけですよね。

昨日は意外にも追証発生件数が膨らんだみたいですが、これができると事前に損失に耐えられなくて退場するといったことにはなりません。

市場認識としては下値ブレイクが意識された7/2や8/10と状況はそれほど変わりませんので、来週の半ばごろはまさしく拾い場となってくることでしょう。

世相が不安になってくると賑わうのは娯楽ですね。昨晩の米国で急落を見せたTwitterですが株クラスタ界隈ではカラオケ投稿が盛り上がっています。

首都圏では非上場のパセラやコロッケが人気なようですが、投資できませんので上場企業を取り上げておきましょう。例えば「カラオケの鉄人」を展開する鉄人化計画(2404)やこの前の決算で良好が確認されたラウンドワン(4680)などが注目です。

投資家の皆様も内憂外患の相場で神経が敏感になっていると思いますので、ひとときの休息で英気を養って来週に備えましょう。
日本各地の早期復興を願いつつ、良い週末をお過ごしください。


【 人 生 の 格 言 】
『迷っている時点で自然ではないので、そういう時は決断しない方がいい。』
(サイバーエージェント社長 藤田晋)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
鉄人化計画(2404)
ラウンドワン(4680)


執筆:加藤あきら

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