株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-09-09 09:00:00

相場師徹兜の鉄株

悪材料出尽くしと好材料出尽くし

あすなろ会員の諸君、ごきげんよう。

ファンダメンタルズ分析の致命的な弱点は、
タイムラグ(時間のズレ)があることだ。

例えば、
「A社がどうも好調な売上をあげているようだ」
なんて噂がどこからともなく流れてきたり、

A社の取引先や関係者が、
「注文や取引が相当増えており好調なようだからA社株で儲けよう」
等と考え、A社の株を買うこともあるだろう。
そうすると当然、株価は上昇を始める。

ところが、
この段階では一般の投資家はなぜA社が良いのか理由が分からない。

色々な意図から様々な投資家が買いつけていくわけだが、
その後、株価が一相場付けようとした頃、
ようやく「A社が好決算を発表」という事実が市場に開示されることになる。

だが、その時には既に株価は下落を始めていることも多い。
決算が良いからと買っても、買いの勢いは続かず、株価は一向に上昇しない。

これがいわゆる「好材料出尽くし」といった動きである。

逆もまた然りで、
「どうも業績が苦しそうだ」
等と言った情報を得た一部の人たちが先行することで下落を始めるが、
実際の事実が確認できた頃には既に底打ち反転となっていることもある。
これを「悪材料出尽くし」と言う。

先週は軟調な展開となった日本株。
9月は重要なイベントが多く
前もって警戒感から売られていた。

対中関税の第3弾や自動車関税の調査報告、
メジャーSQに自民党総裁選、
日米首脳会談、米FOMC(利上げの見通し)等々。

イベント通過後は、
「悪材料出尽くし」で買い転換となるシナリオを予め想定しておこう。

総裁選を睨んで国策関連を仕込んでおくのも良い。

執筆 相場師 徹兜

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