株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-09-23 09:00:00

相場師徹兜の鉄株

株価を大きく左右する「増資」をどう読み解くか

あすなろ会員の諸君、ごきげんよう。

企業経営の観点から見れば、
金利が歴史的に低い現在の状況において、
積極的に負債を使って利益を上げた方が効率が良いのは明らかだ。

例えば負債のコスト(金利)が1%だとすると、
単純計算で1%分の利払いを済ませれば、
残りの利益は全て企業のものになる。

「利益がすぐに確定するとは限らない」
「利益を生み出すまで時間がかかる」

このようなケースでは、
返済の義務のある負債を背負うよりも、
返済の義務のない増資をする方が好ましいと言えるだろう。

つまり、
増資をする会社は「将来の成長を期している」会社ということだ。

確かに、
増資で増える株式の分だけ株式の価値が薄まり、
株価の反応としては下げるケースが殆どだ。

増資の際の公募価格決定方法にも問題があるのだろう。

だが、
市場においてその会社の将来に対する「期待」が大きい場合は、
むしろ株価が上昇するケースもある。

資本が増強されればその分、相対的に負債の割合が減少し、
財務体質が強化されるというメリットもある。

「増資=株価下落」と決めつけるのではなく、
増資の目的を考え、
会社の戦略や直後の株価の動きを分析するよう心掛けたい。

執筆 相場師 徹兜

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