相場の変わり目では新しい視点も取り入れてみる
私のコラムの中では、主に市場イベントやスケジュールから、機関投資家なども含めたマーケットメイカー達の動向を逆算しながら市場を見ることにしています。
そこで今回はスケジュールをみる上で一つ面白い視点をご紹介しておきたいと思います。
まず、10月の突発的な市場急落から持ち直しつつある相場ですが、先行きに対しては未だ不安感が拭えないことと思います。
10月の急落要因には米債金利やら世界株安やら地政学リスクやらいろいろと取り沙汰されていますが、どれも決定打と呼べるようなものがなく結局はヘッジファンドの機械売りが招いたといつもの解釈で落ち着き、皆が納得するような結論は出ていません。
そこを追究していっても意味はないと思いますので、意味のないかもしれないシリーズで占星術的な相場の見方についてふれておきたいと思います。
投資カレンダーによると10/5頃から金星が逆行しているとという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、10/26に地球と金星が会合し、11/15頃に順行に戻るようです。
金星が逆行すると、これまでの見方に対して見直しや再考を促され、地球に与える金星のエネルギーが刷新されて新しいテーマに入ると言われます。
これを市場動向に当てはめますと、10/5から市場は一旦冷静になって足元を見直す時で、10/26にエネルギーが刷新されて底入れし、11/15に改めてトレンドに回帰するといった見方になります。
現在のトレンドは2012年からのアベノミクス相場の第一弾、第二弾の上昇トレンド、そして第三弾の入り口に立っている状況です。
ということは、来週の月・火はまさしく年末ラリーに向けた“仕込み場”となってくる可能性があるということです。
それはつまり下がるのか?という疑問が浮かびますが、この11月中旬は元々ヘッジファンドの決算にちなんで換金売りや企業決算要因で下げやすい時期です。
でも、それは国内投信や年金の換金売りを含めても11月下旬までには終わってくるので、来週から新しい銘柄を仕込み始める、あるいは個別株の押し目を拾うといったことは需給面から考えても正解となります。
来週前半は企業決算の千秋楽を迎え、少しの期間で幕間つなぎの相場となり、そのまま年末ラリーで株高といった先の見通しを立てています。
昨日のコラムでもお伝えのように、幕間つなぎの間は週末に買われたオンキヨー(6628)、テクノホライゾン(6629)、国際チャート(3956)などの仕手系銘柄をマークしておきましょう。
ただし、引っ張り過ぎれば当然ババ抜きのJOKERを掴まされることになりかねませんので、何も分からずに飛びつき買いするのは危険です。
それよりも金星逆行の話で保有株を徹底的に見直し、新しく仕切り直しの機会としていただく方が賢明と言えるでしょう。
素直に年末ラリー期待で仕込むのであれば、【シャイニングフィーバー銘柄】のような銘柄は材料もあるのでオススメです。
また来週から掘り出し物の良い銘柄が見つかりましたらどんどん推奨していきますので、どれを売って乗り換えるのか、どれを押し目買いするのか、計画を立てながら取り組んでいきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『 株式市場では、願望で動く人は失敗するだろう。
成功したいのなら現実を直視することだ。
そして現実はしばしば冷酷であり、願望とは一致しない。 』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
オンキヨー(6628)
テクノホライゾン(6629)
国際チャート(3956)
執筆:加藤あきら
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