-米中首脳会談は猶予付きで先送り-
あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。
先週末はNY市場の動向からです。
主要3指数は軒並み上昇となりました。
ドル/円相場は、113円80銭付近で推移。
米長期金利は3.03%付近で推移。
G20での米中首脳会談が無事に通過できるとの観測から買いが向かっていましたが、先週末に行われた会談の内容としましては、1月に予定していた追加関税10%から25%への引き上げを90日間先延ばしにする形で合意に至りました。
本日のCFDなどの動きを見ますと、結果的に市場にとってはプラスに働く形で終えました。
猶予付きの先延ばしと言う点を見ますと、中長期的に米中の通商問題は今後も続くものと思われます。
本日の日本市場は、目先の関税引き上げを回避したことなどを好感視した買いが向かう展開が予想されます。
利益の乗ってくるタイミングでは、しっかりと利益確定し次の銘柄に機動的に乗り移れるように備えておきましょう。
さて、先週も動意づいている銘柄がありましたね。
タカギセイコー(4242)は売られ過ぎ感から自律反発のような形で急騰。75日線をブレイクできるかが焦点になるでしょう。
秋川牧園(1380)は豚コレラ関連で注目を集めています。タカギセイコー(4242)と同様に出来高の薄い銘柄に物色の動きが出始めています。
イメージ情報開発(3803)なども出来高の少ない銘柄ですが、出来高を伴っての上昇となっています。
鳥居薬品(4551)なども大幅上昇で、75日線を回復できるかが焦点ですね。本日の地合の良さでどの程度上値を伸ばせるかに注目です。
全体相場の先行き不透明感や方向感の無さから、上述のような元々は出来高の少ない銘柄に資金が向かっているようですね。
いずれも狙うのであれば買い方などに注意する必要はありますね。あまり一気に成行注文を入れると値段が大きく動いてしまいます。
さて、本日の株式市場は高く始まると考えられますが、米国FRBパウエル議長のハト派的な発言を受けてドルの金利上昇圧力に後退観測が見られます。
景気後退を想定した利上げ打ち止めは、実質的に景気が後退してきた際に、長期金利の下落に繋がるため、今後中長期の目線で見た場合には、
FRBパウエル議長ハト派発言
↓
金利上昇頭打ち
↓
米長期金利頭打ち懸念
↓
米国債買い
の流れになりやすいと思われます。
本日の朝方では米長期金利は3%を下回るシーンもあり(執筆時点)、米国債への投資妙味が出ているようです。
今後はハト派的な発言であっても、緩やかな金利上昇となるのであれば株高は継続するものと思われます。
逆に、金利上昇の打ち止めとなれば株売りの債券買いの動きが出始めると見て良いでしょう。
いずれの場合にしましても、株式投資は理論上は常に儲けられるチャンスがあります。
様々な方向を想定しながらポジション取りして参りましょう。
ご不安な点などございましたら、『大文字恭平』をご指名いただき気兼ねなくご相談下さい。
それでは皆様、本日もおきばりやす〜
執筆 だいもんじ恭平
■これ重要やでっ!!
┗━━━━━━━━━
【為替】
ドル/円は足元円高方向も、ドル高は継続と見る。トランプ大統領のトークショーに惑わされないように。
【株式】
しっかりの展開も、戻り売りに警戒。
【紹介した銘柄】
タカギセイコー(4242)
秋川牧園(1380)
イメージ情報開発(3803)
鳥居薬品(4551)
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