-米長期金利が3%を割り込む-
あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。
NY市場の動向からです。
主要3指数は軒並み上昇となりました。
ドル/円相場は、113円60銭付近で推移。
米長期金利は2.96%付近で推移。
G20での米中首脳会談後、初のNY市場の取引となりましたが、いずれも弱い上昇に留まりました。
やはり追加関税の延期だけでは足元のインパクトとしては物足りなかったようです。
26,000ドル付近はおそらく戻り売りが強まるのでは無いかと思われます。
もう一段の調整を経て新高値更新を模索する動きになりそうです。
日本市場で言えば、日経平均株価23,000円が一つの壁になりそうですね。
米長期金利の低下だけはチェックしておきましょう。最近の報道では「金利上昇観測が後退し、株が買われた」とありますが、実際は金利の上昇は経済が強いという裏付けなワケです。
その他、最近お問い合わせが多いのが、
「日経平均は上がってるのに、なぜ手持ちの銘柄だけ上がらないのか!」
と言うものです。
お問い合わせの量が多すぎるのでこちらで軽く説明差し上げます。
まず日経平均株価(日経225)ですが、これは全ての銘柄の平均を出しているわけではありません。
東証一部上場の企業の中から「225銘柄」が対象となっており、全ての銘柄の動向を示すものではありません。
また、日経平均などの経済指標は未来の経済の先行きを示すものであり先行指数と呼ばれます。
つまり、足元の全体の株価動向を示すものではありません。
ですから、日経平均が上がっていて手持ちの銘柄が動かないというのはごく普通の事です。
逆に、大型株に資金が向かっているため小型株に資金が向かいづらいと考えるのが一般的では無いでしょうか。
マザーズ指数も同様です。
特に最近急騰しているサンバイオ(4592)は時価総額でメルカリを抜いてマザース市場トップとなっています。
またサンバイオの値動きはマザーズ指数への寄与度が高いため、サンバイオが急騰すればマザーズ指数が上がりやすくなります。
こちらも、手持ちの銘柄と関連性がないケースもありますので分けて考える必要があるでしょう。
初心者の方向けの触り程度の説明なので、詳しく知りたい方はインターネット等で調べてみてくださいね!
さてさて個別銘柄の動向ですが、
8/15の『相場勘所』でピックアップしたオイシックス・ラ・大地(3182)は《66%》の上昇。
8/3紹介のジェイテック(2479)は《77%》上昇となっています。
8月の軟調相場で紹介した銘柄に利益が乗り始めていますね。
昨日はプラザクリエイト(7502)がスマートフォンデバイスで撮影した写真をフォトブックなどにできる「Myフォト」を、ソフトバンク(9434)と強力して開始するとの材料を発表しています。今後の業績拡大を睨んだ先回り的な買いが向かっているものと思われます。
昨日お伝えしたとおり、普段出来高の少ない銘柄に資金が向かいやすくなっています。
光製作所(8191)なども同様の上昇となっていますね。それにしても出来高400株で20%上昇というのもなかなかパンチ効いていますね。取り組みには注意が必要ですので、気をつけましょう。
オプトラン(6235)は13週線を回復で今後強い上昇となる可能性もあります。チャート形状は悪くないかと思います。
本日の全体相場は、昨日の上昇の反動として少し売り優勢になるかと思われます。
とは言いつつも、日経平均などの指数だけで判断せず個別銘柄の動向をチェックしていきましょう。
ご不安な点などございましたら、『大文字恭平』をご指名いただき気兼ねなくご相談下さい。
それでは皆様、本日もおきばりやす〜
執筆 だいもんじ恭平
■これ重要やでっ!!
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【為替】
ドル/円は足元円高方向も、ドル高は継続と見る。トランプ大統領のトークショーに惑わされないように。
【株式】
しっかりの展開も、戻り売りに警戒。
【紹介した銘柄】
プラザクリエイト(7502)
光製作所(8191)
オプトラン(6235)
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