日経平均20750円視野で戻りを試す展開続く
堅調な米国市場に続いて週末の日本株も強含みで日経平均20500円定着の動きを見せました。
米国NYダウは12/14から始まった急落前の水準を回復して1ヶ月ぶりの高値をとってきましたが、それと比べると日本株の水準訂正余地が残されていることがわかります。
本日は週末でしたのでそれなりに手仕舞い売りが出てきたはずですが、それらの売り物を吸収して上昇したことは投資家の買い気が窺えますね。
先週から足元の石橋を叩いて渡るかのような買いが持続しているのは、1/9のコラムで「ブレグジット・ショック直後に似た動き」と書いた印象そのものだと思います。
1/9加藤あきらの投資戦略室
日経平均は節目の25日移動平均線を上抜けてきましたが、12月のSQ急落前は21800円の水準にありました。
米国の水準回復と肩を並べるにはここまでの戻りが欲しいところですが、まずは以前のサポートライン21000円の壁が控えています。
サポレジ転換で21000円回復となるか、それとも21000円の定着に失敗してまた押し返されるかはこれから始まる企業の決算発表シーズンで答えが出てくるかと思います。
外部環境も気になるところではありますが、こうした戻り歩調を辿るときは個別株で動きが変わってきます。
ブレグジット・ショック直後に戻り足が鮮明だった銘柄とそうでない銘柄とがくっきり分かれたことを記憶している方も多いことでしょう。
これまでに何度かお伝えしてきたように、視野を広げて戻り余地の大きそうなものを中心に銘柄を乗り換えていくのが、今の相場で資金の回転も利いてパフォーマンスが向上しやすいお取り組みです。
目先の立ち回りにお困りの方は単発スポットの【ニューエイジ銘柄】にご参加いただいて、同じ銘柄でも短期のお取り組み、長期のお取り組みそれぞれに適した立ち回りを追究していただくとよいかと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『 まだはもうなり、もうはまだなり 』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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