来週~お彼岸にかけての相場はズバリこんな感じ
本日は昨日もお伝えした『投資戦略フェアEXPO2019』にお邪魔する予定です。
開場は10:00~ですが、受け付け開始は30分前からですので早く行っておかないと、物凄い数の投資家さん達が押し寄せるので、受付だけで時間がかかってしまいます。
もしあすなろ会員様で会場内で私を見かけたらお声かけください。
と言っても、東証IRフェスタの時は誰にもお声かけいただけませんでした。それはそれでちょっと寂しい気も…。(笑)
さて、投資家としては来週の相場が気になるところでしょう。
今週は週初にギャップアップで高寄りし、一週間を通して下げました。TOPIXも25日移動平均線を下回ってきましたね。
3月メジャーSQの清算値は21348.40円、金曜日の現物市場はこれを大幅に下回っての推移となりました。為替もかなり円高によってきた感じですね。よって、当面の方向感は下落となります。
定石通りならこれで売り目線に転じる場面ですが、2月の初旬にも似たような相場展開がありました。
高値1591.59ポイントから安値1536.65ポイントまで調整して25日移動平均線を割り込んだ後、翌週から急速に切り返していきました。その際の値幅は54.94ポイント、下落率は3.45%でした。
今回は高値が1629.88で安値は1570.39、値幅は59.49ポイント、下落率は3.64%となっています。
日経平均でも今回の方が下げ幅も下落率も大きくなっており、TOPIXでも同様です。
尤も、時価総額の大きい銘柄の影響度が大きいTOPIXは、自動車株や銀行株などのハンディキャップの影響も大きくなると言えますので当然と言えばそうかもしれません。
日本や中国、欧州、そして米国も含めて景気先行きを不安視する声が景気敏感株を中心に株価押し下げの要因となっています。
一方で、昨年から懸念されていた実体経済の足腰については、今年の株価が期待感から先行して上昇した分がありますので、期待分のプレミアムだけ剥がれて過熱感を冷ますとまた落ち着きを取り戻すと思います。
今週は下落基調となった株価の騰落レシオは6日で76.50まで下がっており、逆に売られ過ぎを示すようになっております。
日経平均も25日移動平均線を割り込んできておりますが、25日の騰落レシオが100ポイントで中立になってくると、また投資家はハッとして今度は悲観論に振り回されているかもしれないということに気付くことでしょう。
週末の日経平均ボラティリティインデックスが急騰しておりますので、警戒感が出てきたと言えますが、年初の買い場を逃した投資家にとっては来週からお彼岸にかけての期間はまさしく「渡りに舟」の仕込み場となると思います。
来週は足腰のしっかりしている銘柄、物色意欲が衰えない「5G」や「バイオ」、それに「新元号」などのテーマ株を選別して投資していきましょう。
今週末に地合いに引っ張られて伸びを欠きましたが、JIGSAW(3914)、タカラバイオ(4974)や東京機械(6335)などは来週の入り方などを確認して監視を強めておくとよいですね。
それではまた来週の相場を楽しみに迎えましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『財界の見通しより相場の足取り』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
JIGSAW(3914)
タカラバイオ(4974)
執筆:加藤あきら
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