19年連続の買い越しとなるか
明日からは新年度相場入り。
もともと『4月』という月に、
株式市場はプラスになりやすく、
投資家にとっては非常にチャンスの月だ。
配当分の再投資や、
期初ということで機関投資家のニューマネーが流入してくるのが通例。
統計上のデータで、2018年までの過去10年間では、
日経平均株価は平均で約3%程上昇しているという。
昨年は一年を通じて、
あれだけ海外投資家が売り越していたにも関わらず、
4月に限って言えば「買い越し」であった。
この海外投資家の買い越しは、
昨年までで実に18年連続。
今年も続けば19年連続の大記録更新となる。
十連休前の手仕舞い売りを危惧する向きもあるようだが、
皆が事前に意識出来るリスク要素は杞憂となりやすい。
まずは想定されるケースを書き出してみよう。
1.連休前に危惧していた通り下落する
2.手前段階でやや調整する局面があるも、連休前は逆に買われる
3.売り方の踏み上げ相場となる
4.特段の波乱なく通過する
恐らく1のケースになる確率は非常に低いだろう。
「10連休前はどうせ下がるだろうから売りで稼ごう」
このような安易な発想をする投資家が勝てる程、
相場は簡単だろうか?
そんなわけはない。
相場はそんな単純なものではないからだ。
参加者全員が死に物狂いで利益を追求する中、
勝とうと思うのであれば、
自身は大衆の半歩先、一歩先を見据えて行動せねばならない。
無駄に身構えてしまい、
4月というチャンス相場を逸してしまわないよう注意しよう。
まずは目先4月中の利益を狙いつつも、
改元後はお祭り相場にそのまま乗って行けるよう銘柄を仕込みたい。
「相場師列伝銘柄」はそんな相場環境も考慮した銘柄だ。
当コラムの読者諸君は勝ち越している方が多いことと思うが、
もしも、勝てていないのであれば、
まずは勝ち組の投資法を真似ることから始めると良い。
執筆 相場師 徹兜
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