本日のお取り組みもお疲れ様でした。

先週末の時間外で日経先物が年初来高値を更新して迎えた本日の日本株ですが、朝高く寄り付いた後に利益確定売りに抑え込まれて安値近くで終了。

ん？この動き最近どこかでと思ったら、先週火曜の動きに似てますね。

4月1日の新元号発表のご祝儀相場から一夜明けた前回は上げ幅を翌日に全戻し、さらにその翌日には下げ幅をほぼ全戻しした激しい動きになりました。

本日は日経平均が年初来高値を更新した一方で、TOPIXの伸びがイマイチでしたので上値は重たかったと言えます。

為替もザラ場中で若干円高に振れましたし、大きな日経平均22000円の節目は簡単には超えさせないマーケットメイカーの意図が透けてみえました。

この分だと今週はSQ前で上下に振らされて、SQ後にブレイクするかどうかになりそうですね。

本日は主力株の値上がり業種が時間の経過とともにだいぶ少なくなっていった感じがしましたが、新興・中小型株は堅調でしたね。

最近のシリコンスタジオ（3907）の躍進には頭が下がるばかりでなく、バイオ株のサンバイオ（4592）、オンコリス（4588）が揃って急騰するサプライズもありました。

これは個人投資家にとって願ってもない復活劇になりましたね。

また、先週末に続いて出来高を集めた中村超硬（6166）やアドテックプラズマ（6668）、そして原弘産（8894）などが出来高急増でした。

これらは何で上がっているのだろう？とか考えていたら、とても乗れない銘柄ですね。

まあ、でもこれらに乗らずとも良い銘柄は沢山ありますから、好みや相性が合う人だけが触っていけばよいでしょう。

一方で、地味めなNCS＆A（9709）やHANATOUR（6561）なども見方によってはテーマや切り口などが現在の市場とは違った角度から見えてくるかと思います。

ですから、何事も程よく、選り好みし過ぎない程度に監視対象は広げておきたいところです。

個人的には今週の目玉イベントであった英国のブレグジットに再延期の可能性も出てきたので少し安心しているというのもあります。

相場は理屈じゃないと言われますように、小型株で回しているトレーダーなんかは年初来高値にてこずっている日経平均やTOPIXをよそに大きなリターンを叩き出しているみたいです。

レバレッジの有無などもあるかと思いますが、昨年末からみて資産が1.5～2倍くらいになっていると凡そ勝ち組の投資家に分類されるのではないでしょうか。

やはり明日・明後日は目が離せない展開になるかと思いますので、勝負所を間違えないように立ち回ってまいりましょう。

この週末のお花見もキレイな桜が満開でしたから、トレードにも遊びをもたせながら今の相場を楽しんだり、育てたりしていきたいところですね。


【 相 場 の 格 言 】
『知恵で得る目先の儲けは僅かなり、運と根とで多く儲けよ』

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
中村超硬（6166）
アドテックプラズマ（6668）
原弘産（8894）
NCS＆A（9709）
HANATOUR（6561）

執筆：加藤あきら