お休み中のところ失礼いたします。

大型10連休明けは4日しか立会がありませんでしたが、今週だけで日経平均は1000円以上の下落となりましたから、気疲れした投資家の方も多そうですね。

ゴールデンウィークもお休みが長いと言っても家族サービスなどに尽力したりと休んでいられなかった方もいるかと思いますので、今週はゆっくり休んでいただきたいですね。

今週末はいろいろ気になるニュースをチェックして、中国の時間稼ぎ戦略がどのような結果をもたらすのか確認が必要ですし、米国包囲網と言ってもよい中国、ロシア、イラン、北朝鮮にからむ材料やマスコミの反トランプ報道にも惑わされないようにしなければなりません。

休み明けの相場パターンもいろいろシミュレーションしておきたいところですが、昨日も書いたように政治要因がからむと変数が多くなり過ぎて複雑化しますので難しいです。

また地政学リスクなどが本格的に意識されて、細谷火工（4274）や石川製作所（6208）、豊和工業（6203）などといった防衛関連にも目を向けておかなければならないかもしれません。

そうは言っても、目の前にある相場が事実を最も反映しているはずですので、ノイズを排除しながら冷静に見極めていきたいですね。

来週は週初めこそしっかりとした動きを期待していますが、週中ごろからまた荒れ模様となる可能性があります。

中途半端に銘柄に触っても火傷を負う可能性が高いですので、銘柄選定、エントリータイミング、ポジションサイズ、いずれもしっかりとリスクを考慮した上で拾っていきたい場面だと思います。

あとは13日～15日は中小型株を中心に決算発表がまだ続きますので、決算にちなんだ銘柄を狙ってみるのも面白そうですね。

イーソル（4420）やラック（3857）などは好決算が期待できるのではないでしょうか？

ただ、いつもお伝えしておりますように決算またぎは「決算ギャンブル」と言われますようにリスクが高い取引と言っても過言ではありません。

中小型株であれば決算発表後に±5％は上下することを覚悟して決算またぎをする必要があります。

どうせならデジタルガレージ（4819）のように決算後に陽線が立つようなサプライズ決算を期待したいですね。


【 相 場 の 格 言 】
『知ったらしまい』

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
イーソル（4420）
ラック（3857）
デジタルガレージ（4819）

執筆者：加藤あきら