米中問題よりも本質的な米国景気に目を向けたい
先週末のNY市場は米中貿易協議の動向をにらみながら乱高下、劇的なリバウンドで反発をみせました。
ただし、反発の大部分は週末のショートカバー(売り方の買い戻し)と思われ、引け後に出てきた第4弾の追加関税はまだ織り込むことなく反発して引けました。
世界株安に拍車をかけるかのようなネガティブサプライズを誘った形で、重要な詳細発表は本日13日に発表されることとなっています。
おそらく今晩のNY市場はこれからの景気に対する見方が分かれて揉み合いとなり、もし上昇するようであれば米中貿易悪化懸念を一旦織り込んで反発ですし、下落するようであれば半年~1年後の米国の景気下振れを織り込みにいくものと考えられます。
相場の本質的なところでみていくと、前者の米中貿易問題のように下落の要因がハッキリしているものは過度に悲観的になる必要は無いものと思われ、後者のような場合だと大前提となる下値の余地が拡大してしまうため危険だと判断します。
先週のコラムでも、下落が続いている相場で買い場はいつなのか?と書いてますが、足元の下落要因を織り込んだ後の15日以降は、少しずつでもよいので買い向かっていくのがよいでしょう。
下げがキツイ銘柄、とくに米中貿易の影響を受けて下げ過ぎたような銘柄のリバウンドを狙うのであればもう少し後でもよいですし、概ね24日までのところで拾い終えるようにしておくとよいかと思います。
注意点は、キャッシュポジションについて半分程度は残しておきたいところで、短期的なリバ取りで使うのは全体の2~3割にとどめておくとよさそうですね。
これで日経平均も元号が新しく令和に替わって5連敗と不甲斐ない結果ではありますが、機関投資家が新たな売り直しポジションを追加したかどうかを確認しながら、ここは買い出動していきたい局面となります。
本日も続落でしたが、そんな中フーバーブレイン(3927)やエスユーエス(6554)のように買われる銘柄も少なくありませんので、いろいろな視点から銘柄探ししてみるとよいかと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『休むとはただの休みと思うなよ、次の仕掛けのもととなるなり』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
フーバーブレイン(3927)
エスユーエス(6554)
執筆者:加藤あきら
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