値動き落ち着くも、薄商いで開店休業状態の東京市場
トランプ米大統領の来日が話題となる中、日米貿易交渉の判断は7月の参院選後まで先送りされることになりましたので、マーケットの懸念材料は一つ減ったとみてよいでしょう。
ただ、その割には戻りが鈍く、為替も円高水準を抜け出せておりませんので、その他の米中対立や欧州の混迷などに対する懸念が拭えず上値が重いといった状況と言えます。
こうした方面から下押し材料が出てくると、脆くも崩れて二番底を探る展開になるかもしれないといった不安が投資家の買い手控えを助長しているものと思われます。
本日も値上がり上位銘柄には、相変わらずTATERU(1435)やウインテスト(6721)など低位株がズラリと並んでおり、先週から相場の質が変わっているわけではありませんので、無理をしてついていく相場ではないことが分かります。
本日は北の達人(2930)がストップ高で久しぶりに躍り出てきましたので、材料株優位の展開と言えるでしょう。
あとは材料の大きい小さいと、需給のシコリが多いか少ないかなどによって、上値の伸びが変わってくるかと思いますので、どうせ乗るなら特大材料のある銘柄に絞って集中的に投資していくのがよいかと思います。
要するに、いつも言っている「何に投資するか?」だけ明確にしてシンプルな投資を心がけておくと、一時的な株価の上下などに振り回されなくなるでしょう。
全体として薄商いで、本日なんかは売買代金1兆円台です。JASDAQはそれなりに膨らんでますが、東証1部は前週末の半分程度です。
今後は海外のスケジュールによって方向感を探ることになるかと思いますが、今晩は渦中の英国・米国が休場です。これも薄商いになりやすい要因と言えるでしょう。
今週の注目点は、欧州議会選挙およびEU首脳会議でEUの結束が試されるほか、週末の31日における中国の製造業PMIに米中貿易関税の影響がどの程度反映されるのかが焦点となるでしょう。
どうしても米国市場にばかり目が向きやすくなりますが、どちらかというと6月の第1週までは中国やEUに目を向けざるを得なくなることと思います。
目線としてはここから上方向を見ていますが、その際に監視しておきたいのはドル建ての日経平均です。海外マネーが動いてくるとすれば重要なシグナルを発してくれるはずですので注視しておきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『売り買い枯れるは反転の前ぶれ』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
TATERU(1435)
ウインテスト(6721)
北の達人(2930)
執筆者:加藤あきら
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