リスクの大小を見極めてポジションをとるべし
今週の株式市場は先週と真反対の動きで月・火で下げて後半盛り返す一週間となりました。
TOPIXのチャートからはまだ戻り切れていない様子が窺えますが、今週は落ち着きどころを探るのに費やされたといってよいでしょう。
5月の「Sell in May」から値を崩したマーケットは悪材料が次々と出てきて、日本企業の業績悪化や世界経済の景気後退懸念などファンダメンタルズが心配になるような話題に事欠きませんでした。
かねてより注意喚起していたかと思いますが、日本も米国も政治的に重要な時期を迎えていますので、政局を覆そうとするネガティブキャンペーンなどもしきりに行われます。
常日頃よりニュースの本質に目を向けて、単なる見出しやテレビのコメンテーターなどの情報を鵜呑みにしないことが投資家にとっては重要になりますね。
投資判断をする上では、世に出回っている情報がフェイクニュースかどうかを見破り、本質を見誤らないようにしなければなりません。
とくに投資におけるリスクに関する部分については、投資家が最も敏感になるところですので、大小をきちんと分けて考えていかなくてはなりません。
例えば米中対立に限らず、最近のメキシコからの移民・関税の問題やEU分裂、イラン・北朝鮮などの地政学リスク、日本の財政や消費増税、中国企業をはじめとする企業の債務膨張、サブプライム以上に膨れ上がっているデリバティブや低格付け債の積み上がりなど・・・
究極を言ってしまえば、今の世界の枠組み全てが吹き飛んでしまうような金融収縮や第三次世界大戦の勃発、関東大震災など、投資というよりも人生そのものを狂わせてしまうかのようなリスクも常に存在しています。
つまり、そのリスクが顕在化する確率が大きいのか小さいのかといったことを考えてポジションを決めていくのが投資そのものであって、今日明日の株価を予想するのが投資ではないということを再確認しておく必要があります。
「投資家が今最も恐れているリスクとは一体何なのか?」
今となってはもはや「米中の貿易関税の問題ではない」ということが分かっている方なら、この先のリスクポジションをとるかとらないかを決めていけばよいと思います。
もしまだ米中の貿易関税が問題だとお考えの方におかれましては、出来るだけリスクポジションを減らしておいた方が良いと思います。
ここから先は日本だけでなく、米国や台湾でも選挙を控えていますし、欧州の議会選挙では親EU派が大きく議席を減らしていますね。米国では前政権の欺瞞が暴かれて逮捕者が続出しています。
リスクに直面した際に冷静にトレードできる準備を日頃からしておけると、案外トレードで利益を獲っていくのも難しくないように思います。
自分自身が本当に恐れているリスクの正体が明確であるならば、今の相場においても果敢にトレードしていくこともできるはずです。
なぜなら、そうした場合には自然と投資家自身でリスクに応じたポジションサイズに調整した上で投資を行うようになるからです。
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【 相 場 の 格 言 】
『相場は計算と直感で攻める』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
【プラチナトレード銘柄】
執筆者:加藤あきら
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