ショートカバーが一巡、この先は買い方次第
今週に入って3日続伸に期待がかかりましたが、さすがに上値が重くなってきました。
昨晩の米国市場でも同様の動きがみられており、売り方のショートカバーも一巡してきたということかと思います。
今週末のメジャーSQに向けて先物のロールオーバーも進んでいるとみられますが、ある程度膠着感も出てきていることから、この先を買い上がっていく投資家が存在するかどうかを見極めていかなくてはなりません。
直近で騰落レシオも95.81まで回復してきましたので、5月から続いていた悲観の相場が一服し、投資家がここからの先高期待感を持てるかどうかが鍵を握っていると言えるでしょう。
先高期待を邪魔しているのが米中の貿易摩擦であり、景気減速懸念であるわけですが、これは今月末のG20サミットあるいは実際にトランプ米大統領が言うように対中関税第4弾を発動する7月初めにはアク抜け感が出てくることと思います。
関税発動で米中の対立激化で大変なことになるのではなくて、大変なことになった場合の対策として米国・欧州・中国・インドで利下げや投資促進策を打ち出してきたところです。
日本だけですね、景気減速しても消費増税しようとして世界の動きに逆行しているのは。
本日は安倍首相が41年ぶりにイラン訪問しに行ったわけですが、国際的な政治・経済の動向を俯瞰して見ると言っている総理ご自身がこれを認識していないはずはありません。
マスコミではすでに消費増税が決定して、衆参ダブル選挙も無いと大騒ぎしていますが、これはギリギリになるまで分からないと考えておいた方がよいでしょう。
本日も相変わらず夏枯れ状態の薄商いで、ボリュームが膨らまないうちは本格買いには程遠く、売り方主導の相場展開が継続しているとみておいた方がよいでしょう。
よって、現在の水準は節目を前にした利益確定売りのタイミングです。メジャーSQ後の動向を確認した上で次の仕込み場に備えていきましょう。
気が早いですが、来週は全体で底上げしてくるというよりもテーマ株の相場が盛り上がってくることと思います。今週もし買っていくとすればテーマ狙い撃ちで銘柄選定していきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『買うまでの強気 買ってからの弱気 どこか似ている恋心』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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