SQ値の節目を割り込んだ日経平均の下値メドはどこか?
全体の8割が値下がりとなった本日の相場も売買代金は1兆7000億円台とまたまた閑散相場となりました。
豪中銀の利下げ観測から豪ドルの下落に歯止めがかからず、先週からの続落で豪ドル円はとうとう73豪ドル台に突っ込んできています。
本日は為替の円高に加えて先物市場での売りが断続的に入り、海外市場では大きな変化がみられていないのに日本株だけがやたらと下値攻めされているようでした。
中国の習近平主席が北朝鮮訪問を発表したからではないと思いますが(笑)、大口が市場の下落を誘いたい時はいろいろな悪材料のニュースをまとめて出してくるので、警戒はしておかなければならないですね。
せっかく6月のSQ値21060円を上回っておりましたのに、本日の陰線で地合いが急激に悪化してしまいました。
月末のG20まで2週間弱ありますので、明日以降はまたリバ取り狙いの買い場探しの旅に出なくてはいけないかもしれません。
この前ご紹介したばかりの旅工房(6548)もせっかく良い形でしたのに逆戻りしてきてしまいました。これが程よい押し目となってくれると楽しみも広がるのですがどうでしょうかね、新興市場の地合いはけっこう厳しそうです。
香港の大規模デモをきっかけに中国は荒れていますし、米国でも来週から不法移民の排除を開始するとあって、トランプ米大統領も来年の選挙を見据えながら手を打っていくものとみられます。
基本的には中国の中での香港や、米国の中でのカリフォルニア州やニューメキシコ州といったメキシコとの壁を建設しているところは現政権の反体制派の巣窟となっているところです。
中国も米国もこの反体制派の力を削ぐために、香港の逃亡犯条例や米国への不法移民の強制送還に動いているのが実状です。
この反対勢力と利権関係でつながる各マスコミが追いつめられると株売りの悪材料を出して抵抗してきますので、ここからしばらくは他の投資家が狼狽売りしたところを買い受ける局面になるかと思います。
基本的にはスイングトレードの時間幅でリバウンド狙いになりますので、5月のセル・イン・メイの時と同じ戦略ですね。
裁定買い残もそれほど積み上がっているわけではありませんので、極端な下値を意識する必要は無く、仕掛け売りが続いたとしても日経平均が20750円を維持できれば上出来だと思います。
月初の窓埋めも考えられますが、よほどの悪材料が必要になります。警戒しておくべきスケジュールは今月26日までかと思いますが、個人的にはあと1週間でそこまでの下値があるとは思ってません(希望的観測も含めて)。
まずは明日の米FOMC結果後がどうなるかですけど、もし市場反応がそれほど下押ししない、もしくは上昇するようなら前のめりで参戦していきたい局面に変わってきます。
本日は全体に逆行高するような銘柄を探しづらかったかもしれませんが、最近アツい教育ICT関連のブイキューブ(3681)や久々に頭角を現してきたアイティメディア(2148)などこれから楽しみな銘柄も出てきていますね。
市場の雰囲気をみると指数弱含みですが、個別で買われてくる銘柄を中心に市場をみていきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『相場の極意は見ざる言わざる聞かざる』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
ブイキューブ(3681)
アイティメディア(2148)
執筆者:加藤あきら
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