株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2019-07-02 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

昨日の全面高から本日は小型株に物色資金の流入が目立つ

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

前日の全面高商状で活況を演じた状況とは異なり、本日はまた東証1部の売買代金が2兆円に届かず方向感を探る動きとなりました。

一方、資金が向かったのはマザーズ、JASDAQ、東証2部といった中小型株でいずれも前日を上回る売買代金と指数の上昇幅もマザーズ指数は1.32%上昇と堅調な動きを見せました。

足元の物色で特徴的なのは前日に続いて値上がり業種上位に食い込む海運株の動きですが、それ以外のところでは外需株よりも内需株の上昇が目立っている印象でした。

景気敏感株の外需株は昨日の大幅上昇から利益確定に押され、その代わり上昇が限られていた内需株にも資金が流入してきていることを示しています。

本日が小幅な続伸にとどまったことから、目先の天井圏を意識する投資家も多いかもしれませんが、海外勢などの資金が戻り始めているかもしれないとの前提に立つと、循環物色しながら日本株を買ってくることが想定されます。

よって、明日以降も上昇の継続性を見極めていかなければなりませんが、緩やかに全体で下値を切り上げるような動きとなればTOPIXも案外するすると年初来高値を更新してくるかもしれません。

米国市場では米中首脳会談を好感してS&Pが最高値を更新しているだけに、否が応でも期待は高まります。

ジリジリと上昇が続けば、足元の上昇に懐疑的な投資家もヘッジも含めた売りポジションを解消して買い方に回ってくるかもしれません。

本日は全体の値上がり銘柄の中でとくに小型株の上昇が目立つ展開となり、逆に直近で不穏な動きを見せていた怪しげな銘柄の値下がりがランキングからも見てとれます。

市場の物色に一貫性が無いので銘柄選びは難しいですが、全体の物色動向と時間軸を明確にしながら取り組んでいきたいですね。

本日は内需小型株の中からいくつかピックアップしておきたいと思いますが、直近で動きが出てきているものとしてまず大研医器(7775)や大幸薬品(4574)などをご紹介しておきたいと思います。

また、マザーズがしっかりしておりましたので、バイオ系は難しいのですがジーンテクノサイエンス(4584)やHMT(6090)なんかも出来高が増加しております。

他にもMRT(6034)やHamee(3134)などもある程度売り枯れで自律反発してきているとみられますので、今後上値を伸ばしていけるのか注目しておきたいところかと思います。

東証1部でも主力ではない内需株の上昇が目立ちましたので、値上がりランキングなどから直近の動きを分析してみるのもよいかと思います。

昨日の上方修正発表で大きく買われていったシステムインテグレータ(3826)のように、おそらく見覚えのある好業績成長株が多いかと思いますので、見直し買いが始まってきたと考えてもよさそうです。


【 相 場 の 格 言 】
『人も相場も好悪を愛でる(長所も欠点も共に愛する気持)』

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
大研医器(7775)
大幸薬品(4574)
ジーンテクノサイエンス(4584)
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)
MRT(6034)
Hamee(3134)
システムインテグレータ(3826)

執筆者:加藤あきら

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