警戒日を無難に通過、次の注目は米GDPと金融政策
週末の手じまい売りもあってさすがに本日は値下がりが優勢となりましたが、警戒されていたような下げには至らずホッとしましたね。
中には決算発表によって急落に見舞われた銘柄も散見されましたが、売買代金上位の銘柄ではソフトバンクG(9984)や任天堂(7974)といった銘柄が売り買い交錯の中でもしっかりだったことから、底堅い動きであったと言えそうです。
変に警戒し過ぎてもいけないと思い伏せておりましたが、直近でどうやら7/23にはヒンデンブルグ・オーメンが点灯していたみたいです。これはつまり米国市場に対する警戒感が強まっているということです。
株価が史上最高値付近にある米国株はこうした高値警戒感が出やすいものと思われますが、当の外資系ポジションを見ますと急落に備えている様子はあまり感じられません。
日本株は本日がいちおうの変化日で要警戒でしたが、わずかな下げにとどまったことで事無きを得ました。むしろ今晩の米国4-6月期のGDP速報、そして来週の日銀金融政策決定会合、さらに米FOMCに注目です。
まさか米国の先手を打って日銀が動くとも思えませんが、サプライズで緩和手段の一計を案じてくるのであれば相場の支援材料になるものと期待します。おそらく無いでしょうけども。
それか、米国の4-6月期のGDP速報値があまりに良好で、「利下げしない」なんてことがあるのでしょうか。
昨晩時点での観測では、50bp利下げの確率が下がったことで米国株は売られたようですが、問題は10年ぶりの利下げに踏み切るかどうかの方が重要度が大きいと言えます。
利下げが行われることによる心理的な株価の下支え効果は考える以上に大きいと言えそうです。
では、日本株はどうなのか?
おそらく今回の米国の金融政策によらず、9月の日銀金融政策決定会合では日銀は動いてくる可能性があるとみています。
よって、8月はそのような展望で仕込みを行っていく必要があり、とくに足元の業績ではなく将来的な業績の伸びが期待できるかどうか、事業拡大のための先手を打っているかどうかに着目して銘柄を選んでいく必要があるかと思います。
8月は中小型株の決算発表がピークを迎えますので、この機に【加藤あきらのボーナスラッシュ銘柄】をトコトン仕込んでいってほしいと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『有能なトレーダーにとって重要なのはチャートにおける指示・抵抗水準ではなく、
その日の高値や安値でもない。
受け入れる苦痛の程度なのである。
自分がどれだけの苦痛を受け入れるのか前もって決めておくことが大切。』
(ラリー・ウィリアムズ)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
【加藤あきらのボーナスラッシュ銘柄】
執筆者:加藤あきら
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