7月相場は一進一退、凪の相場で勝てればホンモノ
昨晩の欧州株安に先物市場では動揺が走ったみたいですが、本日の日本市場は押し目買いも入り日経平均は21500円を取り戻して引けました。
本日ようやく公開となりました【加藤あきらのボーナスラッシュ銘柄】も朝方は売り物が出てきて前日比変わらずのところでしたが、それをこなした後はしっかりの展開でした。
終わってみれば、本日のお買い付け上限の価格帯で引けましたので、ほぼ狙いどおりと言えるのではないでしょうか。ここから先はじっくり取り組みながら、短期的な上昇局面ではしっかりと利食いもしていきましょう。
さて、今晩は米FOMCに市場の注目が集まっていると思われますが、昨日の日銀と同様に事前予想どおり政策金利0.25%利下げの結果であった場合には市場インパクトは薄いと言えます。
問題はそうならなかった時の話で、これは以前にもお伝えしたことですが、梯子を外されると市場の期待は急速にしぼむことになります。
あるいは逆にトランプ米大統領のツイッター砲にみられるようなサプライズで、利下げ幅が拡大するようなら意図的にバブルを生み出していると捉えられ、にわかに期待が膨らんで急騰することもあり得ます。
本日は「米FOMC通過後に暴落する可能性がある」とテレビで見たとのことでお問い合わせを多くいただきましたので、投資家の皆さんが不安がられているのかもしれませんが、市場を怖れるということは自身のリスク量が過大、もしくはリスクが分かっていない時に生じる感情です。
リスクの所在が解れば気持ちの整理がつくかと思いますので、そういった疑問をお持ちの方は銘柄のことでなくとも弊社サポートデスクまでご相談をお寄せください。
おそらく相場が上昇しづらくなってくるともうこれ以上は上がらないんじゃないか、下がるんじゃないかといったことを考えがちだと思いますが、値動きには上下だけでなく横ばいという状態もあります。
金融政策にだって利上げか利下げかだけでなく、現状維持ということもあり得るのです。
そうした見方の中で、私が想定しているのは凪の相場であり、上がるんじゃないかと思って全力買い、片や下げるんじゃないかと思って全力売り、これをやっているとちょっとしたボラティリティの中で一喜一憂してしまいます。
上がると思って買ったのに、下げてきたから売って今度はドテンで売りで入った途端に踏まれて損切り、そんなことを繰り返しても株価水準は1ヵ月経って変わっていないということがあり得ます。
現に7月は月足で見れば日経平均の始値が21566.27円で終値が21521.53円でした。その間の値幅は▲44.74円です。
7月のトレードで儲かって爆益だった投資家、損切りが嵩んだり決算ギャンブルしたりで爆損を抱えた投資家、明暗が分かれたかと思いますが、保ち合い相場で個人がやられるというのはそうした市場環境である現状認識を怠ったからと言えます。
相場が動かない時だからこそ、次の動き出しのタイミングや上昇のストーリーを練ることに時間を費やしていくのが得策です。
明日から「あすなろアンケート」を募集しますので、この機会に相場のギモンやあすなろへのご意見などをどしどしお寄せください。会員様からの意見を参考に、投資家の悩みを共有しながらみんなで成功できるように疑問を解消していきたいと思います。
もれなく10000ポイントもプレゼントされますので、お楽しみに。
【 相 場 の 格 言 】
『投機家にとって最大の敵は
無知、欲、そして恐怖と希望の感情である』
(ジェシー・リバモア)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
執筆者:加藤あきら
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