新高値銘柄の増加が示すのは底打ちサインか
米国株が4日ぶりの反落となったことで朝方は売り先行で始まりましたが、とくに日経平均がファーストリテイリング(9983)はじめファナック(6954)なども逆行高して下げ渋りとなりました。
東京エレクトロン(8035)にいたっては年初来高値を更新したのをはじめ、新高値銘柄数もそれなりに増えてきているのが実態です。
今後も増えてくるようならば底打ちしたとのサインとみてよいでしょう。
私が注目するスクウェア・エニックス(9684)、バンダイナムコ(7832)も上値を伸ばして堅調そのものです。
カプコン(9697)も決算発表の前後で値動きが様変わりしています。
その点、コーエーテクモ(3635)だって負けてはいませんが、昨日上がったかと思いきや短期筋の利食いが早いこと(笑)、、、上ヒゲで押し返されてしまいましたね。
夏のゲーム株狙いは良かったですが、小型でもenish(3667)やKLab(3656)などが注目されてマネーゲーム化してきましたので、お祭りはそろそろ終盤かもしれないですね。
次はそろそろ業績相場が本格化してくる頃合いでしょうか、すでに反騰態勢が整った銘柄から上値を伸ばしてきています。
主だったものとして、アイフィスジャパン(7833)とアイ・アールジャパン(6035)は投資家にとって馴染みのある企業ですので注目されている方は多そうです。
しかし、松風(7979)などは歯科関連ですので見落としがちでしょう。それでも、あれよあれよと新値をとってしまうあたり、抜け目ない投資家はしっかりと利益が獲れているのでしょう。
8月の軟調相場に逆行高する銘柄はどれも魅力的ですが、それに乗れていない方もそれほど気に病む必要はないでしょう。
そもそも薄商いの状況は変わっておりませんし、相場の潮目が変わってくる変化日までもうすぐです。
個人的には26日を通過するまでは油断禁物だと思っていますが、いずれにしても。
仮に現在時点で下がっているような銘柄を丹念に拾い集めておいた投資家はおそらく逆張りですので、後から花開く可能性は十分にあります。
オープンドア(3926)が決算後売られたのですが、円高になって海外旅行に行く人が増えるのか、あるいは海外情勢、治安の悪化で需要が減るのか、見方が分かれるかと思いますが、株価は見直し買いで続伸しています。
自分の投資先が何の事業を行っているのか、相場の流れに大きな影響を及ぼす各国の政治状況や当局の動きなど、もう一度確認しておきましょう。
自分の投資軸があやふやだと獲れる利益も獲れなくなり、仮に同じ銘柄をさわっていても利益を出せる人と損失を出してしまう人とで明暗がくっきりと分かれてしまいます。
今はまだ投資のバロメーターとしてみている資源株の三菱商事(8058)や三井物産(8031)などが下値圏を彷徨っていますので慌てる必要はありませんが、住友商事(8053)などはいち早く上がりたそうにしています。
ここ最近で伊勢化学工業(4107)が思いの外しっかりしているのですが、単なる見直し買いだけでなく何らかの兆候でしょうか。
外部環境のニュースもいろいろと気になる昨今、相場の良いところにも目を向けて豊かな投資を実践していきたいですね。
投資家にとっての最大の敵は不安と恐怖、焦燥、喪失感、怒り、悔しさ、絶望など負の感情ですので、こうした邪念を振り払って相場は見ておきたいものです。
【 相 場 の 格 言 】
『ポジションが大きくなると、危険も大きくなり、
取引の意思決定が冷静な判断力と経験とではなく、
不安に支配されるようになる』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
アイフィスジャパン(7833)
松風(7979)
オープンドア(3926)
住友商事(8053)
伊勢化学工業(4107)
執筆者:加藤あきら
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