材料は後から出てくるもの、来週は買い場到来
今週末のジャクソンホール会合でパウエル米FRB議長のガイダンスに注目が集まる中、極めて膠着感の強い手控えムードが広がっています。
直近の米国市場は全面高と全面安を繰り返して不安定な値動きになっており、かと言って方向感も出てこないために手がけづらい相場づきと言えるでしょう。
元々、決算発表が一巡して幕間つなぎの相場と言えますので、物色動向も日替わりとなりやすいわけですが、個別でみていくと直近の上昇から反動で大きく下げる銘柄なども多いようです。
セプテーニ(4293)などもなかなか下げ止まらないですし、朝日インテック(7747)などは下げ幅というより売られ方がひどい動きで、ファンドのようなところからまとまった売り物が出されている可能性がありそうです。
市場観測では再び中国の人民元安が進んできたことが投資家心理を冷やしたとされていますが、国際情勢に対する懸念が高まりやすい状況はなかなか好転しきれません。
昨日は米国が中国やロシアに対抗するために今月29日に宇宙軍を発足させる話などが出てきましたので、緊張が高まるのも無理なさそうです。
それでも、出てくるのは悪材料ばかりではありません。
7月の訪日外国人客数などが過去最高を更新して300万人に迫る数値が発表され、資生堂(8411)やコーセー(3635)などがしっかりといった良い面もあります。
ただし、全体としての影響が限定的で、相場のけん引役とはなっていないだけに結局伸び切れない相場になっています。
本日は香港のハンセン指数が他のアジア株に比べても下げがきつくなっておりますので、マーケット的には香港情勢の激化も気になり始めるタイミングかもしれません。
今の相場前提としては米国の利下げ期待が先行し、思惑的なリスク選好ムードが広がりましたので、来週はじめあたりの変化日前後では急騰急落があってもおかしくない状況と言えます。
半導体セクターの動きを見る限りではむしろけん引役となりそうな動きなのですが、このセクターは動向の切り替わりが早いので警戒は必要でしょう。
材料は後から出て来るものですから、イベント前に慌てて売買することなくどっしりと構えて相場の動向を見守のが吉でしょう。
おそらく下げたら買いたいと思っている投資家は私だけではないと思います。
なにせ前期の企業業績は過去最高水準で、配当額も数兆円規模にのぼる待機資金が虎視眈々と押し目買い好機を狙っているはずです。
銘柄選びに迷われている方は多いかもしれませんが、先入観を捨てて探していくのがよいでしょう。
少し地味でも市光工業(7244)やインターネットインフィニティー(6545)など、あとは内需系で日本ケアサプライ(2393)やケア21(2373)なども見ておきたいところではありますね。
足元の市場環境をふまえてじっくりと仕込んでいきたいという方には【ダイヤモンドテンバガー銘柄2019】のご案内もさせていただいています。
ぜひこの機会に将来の大化けが期待できる候補株を仕込んでおかれるとよいかと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『もうはまだなり まだはもうなり』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
セプテーニ(4293)
朝日インテック(7747)
市光工業(7244)
インターネットインフィニティー(6545)
ケア21(2373)
執筆者:加藤あきら
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