本日のお取り組みもお疲れ様でした。

昨日に続いて指数は小動きの中で個別株物色が中心、しっかりの銘柄が多かった印象ですがかなり薄商いでした。
売買代金1兆3000億円程度だと昨日とほぼ変わらずで、今年の最低水準です。

夏場に散々売り込まれて、もうこれ以上は売り枯れてしまうんじゃないかというような成長株も物色され始めました。
夏休み明けで個人投資家の動きも良くなってきたのでしょうか？
薄商いには違いないですが8月の物色のそれとは明らかに違ってきた印象です。
出来高がきっちりとあれば信頼感も増すのですが、薄商いの中では初動になりませんから見極めるのが難しいです。。。

投資家心理が一段と改善してくるともっと値動きが良くなってくることでしょう。

ここ最近で強さが目立ってきたのは三井商船（9104）などの船株です。

先頭を走る半導体に続けと先行業種である船株が動き出せば鉄鋼株なども追随するようになってきます。

その後は化学や機械などと続いていきます。

相場のサイクルが始まったらどういった業種から動いてくるのかなど検証しておくと今後の循環物色になった時でも役に立ちそうですね。

株価の暴騰する条件や暴落する条件を今のうちにお伝えしておこうと考えていたのですが、ブレグジットや米中の話をしても飽きてきていると思いますし、実際に怖いのは死角から材料が出てくることですので、今は気にしない方がよいでしょう。

代わりに個別銘柄で注目しておきたいのをいくつかご紹介しておきたいと思いますので、監視対象に加えておいていただければと思います。

本来なら当たり外れは好まないのですが、地合い回復局面では幅広くみておく必要があります。
でないと、いざ動いてきた際にアタフタして結局乗れなかったり機会損失になってしまうからですね。

低位株だとブロードバンドタワー（3776）、DLE（3686）、NPC（6255）あたりでしょうか。

少し出来高もあるところですと、JSR（4185）、ウシオ電機（6925）、日本アクア（1429）、夢真HD（2362）などが良さそうでしょうか。

その他アズビル（6845）やテモナ（3985）、リーダー電子（6867）あたりは見慣れていないので、しばらく監視しながら動向を追いかけていきたいと思います。

主力では伊藤忠（8001）も監視に加えていきたいですが、三菱製紙（3864）がなぜか急上昇してきましたね。

また、いつの間にやらTIS（3626）のように上場来高値を更新してきているような銘柄もあります。

目先の動向をあれこれ深く考え込んでもこういう銘柄は掴めないでしょう。

今の株価位置から損切りしなければならないような銘柄は、そもそもエントリーせず動かない方が正解です。

衝動買いの欲求を抑えて、長期目線でみることができるかどうかという観点で銘柄をみていただくと違った見え方がしてくるんじゃないかなと思います。


【 相 場 の 格 言 】
『成功するトレーダーの条件とは、感情を押し殺すことができて、
　よく働き、規律を守れることだ』（スチュアート・ウォールトン）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
ブロードバンドタワー（3776）
DLE（3686）
NPC（6255）
JSR（4185）
ウシオ電機（6925）
日本アクア（1429）
夢真HD（2362）
アズビル（6845）
リーダー電子（6867）
伊藤忠（8001）
三菱製紙（3864）
TIS（3626）

執筆者：加藤あきら