株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2019-09-12 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

内閣改造で政策発動に期待感、循環物色は第2幕へ突入

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

今週は物色資金が縦横無尽に駆け巡り、半導体はじめ化学、非鉄などの景気敏感株から銀行に至るまで満遍なく上昇した一週間になっています。

主力株優勢の展開は相変わらずですが、明日のメジャーSQで一区切りを迎えるのか、あるいは限月が変わってさらなる一段高があるのか非常に楽しみなところかと思います。

個人投資家が気になっているところは、中小型市場にまで資金が回ってくるまでの間にこうしたリスクオンの環境が続くのかどうかだと思います。

目先は今晩のECB理事会に始まり、トルコや米国、日本そして英国など各国で中央銀行の会議がありますので、一番注目なのはやはり米国ですが金融緩和ラッシュとなっても不思議ではない状況と言えます。

米国が利下げするかどうかはさておき、かねてからお伝えしているように金融政策とプラスで財政出動が飛び出してくるかどうか、あるいはそれを示唆する動きが見えるかどうかが注目されます。

とくに中国では現在、香港デモが激化している中「一帯一路サミット」を強行していますが、10月初めの国慶節を控えて、大規模な経済対策に踏み出すことが期待されています。

これに伴って各国が政策発動の効果を最大限高めようと我先に打ち出してくる可能性があり、日本でも昨日内閣改造の新しい顔ぶれが決まったばかりです。

令和の時代を支える新政権の動向、積極的な財政出動には大いに期待したいところでしょう。

そんな中、昨晩の米国市場ではハイテク株のアップルをはじめ景気敏感株がさらなる上昇を見せ、これに連れて中小型のラッセル2000も大幅高しました。

循環物色の第二幕が始まり、順当にハイテク株、景気敏感株が買われただけでなく中小型株にまで資金が回り始めてきたことを物語る動きです。

残念ながら本日の日本株は日経平均、TOPIXともに続伸しましたが、マザーズ指数は下落してしまいました。

そーせい(4565)はじめSansan(4443)、TKP(3479)、HEROZ(4382)などの下げが大きく影響したとみられますが、ちょっと違和感のある下げ方だと思います。

現在の短期資金は大型・中型に向かっているはずなので、そちらに資金が移っている可能性もありますが、これから秋にかけてはファンドも損益通算の益出し、損出しをしてくるタイミングであることを頭に入れながら取り組む必要があります。

出来ることならこうした売り物をかわして、ファンド売りが収まったところの下値を押し目買いしていきたいところです。

来週にはあすなろとビッグなゲストの対談の中から生まれたアイディアで【大口サードアイ銘柄】のレアな企画から厳選の一銘柄をご推奨させていただく予定となっておりますので、是非楽しみにしておいてほしいと思います。

もちろん中小型株に資金が回ってくることを私も楽しみにしておりますので、大きな相場に乗って盛り上がってまいりましょう。


【 相 場 の 格 言 】
『株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、
 売り始めるのに安すぎるということはない。
 しかし、最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。
 よく状況を見極めて待つことだ。』
(ジェシー・リバモア)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
大口サードアイ銘柄

執筆者:加藤あきら

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