東日本大震災追悼の辞
その後の事は、もはや説明するまでもありません。
ずっと東京にいた私でさえ、初めて命の危険を感じた東日本大震災。
ご家族、ご親族、ご友人、恋人を失われた方々のお気持ちを思うと胸が締め付けられます。
ここに改めて哀悼の誠を捧げます。
また、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
あれから10年・・・
信じられないことに、未だ通常生活を取り戻せない被災者の方が大勢いらっしゃると聞きます。
そのことに私は、驚きと落胆と怒りを隠せません。
そんな中、COVID-19の蔓延により苦境に立たされ、復興のシンボルと称された東京オリンピックさえ、その意義を見失いそうになっています。
時に運命とは残酷なまでに試練を与えます。それは一度始まると雪崩の如く押し寄せるものです。
しかしながら、我々人類は何度も何度もそれを乗り越えてきました。
そしてそれは、犠牲となった方々の想いを継承し、今を生きる私達がすべき使命なのだと考えます。
この一年をマーケットで振り返ると、2020/3/11の直後、3/19は16,358円を付け、結果として日経平均株価の大底となりました。
今では3万を越えるまでにリバウンドし、次なる高みを試す動きとなっています。
誰もが道を見失い、希望を奪われた時。
それでも前を向いて、歩み続ける強い気持ちこそが、真の復興をもたらすと信じています。
私は、投資顧問の代表としてすべき事を、全うしていく所存でございます。
結びとなりますが、震災で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様の平安を祈念いたしまして追悼の言葉といたします。
あすなろ投資顧問
最高運営責任者 大石恭嗣