海外減速も国内好調で増収増益、テーマ性を有し高値更新期待
建設・産業機械におけるエアコンプレッサメーカーで、エンジンやモータのコンプレッサやエンジン発電機、エンジン溶接機などの製造・販売を行う。可搬エンジンコンプレッサーでは高シェアを誇っている。空気技術、電機技術、油圧技術を活かして、環境問題意識が高まる中でディーゼルエンジンの排気ガス基準をクリアできるクリーンエンジンの開発に取り組む。
業績面は11/6に中間決算発表を行い、上期売上高は前年同期比で10.3%増収、営業利益も同10.6%増益と期初予想を売上高・利益ともに上回って着地した。特に産機事業のモータコンプレッサ、防災用発電機などの需要増が効いた模様で、セグメント利益は前年同期比27.1%増益と大幅に伸長していることが見て取れる。海外における東南アジアの弱さが露呈するも国内部門の好調がこれを補って余りあるため、当面堅調な推移が期待できる。
株価は上記の決算発表後しばらくの間はもみ合い続きだったが、足元では徐々に動意含みの展開となり年初来高値を更新してきた。中長期的には緩やかながらも上昇トレンドを形成し昨年の高値1386円を窺う値動きとなっている。四半期ベースでの業績も順調に成長がみられており、下期に対しても強気で臨んでよいだろう。
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