日本株はターニングポイント!重要シグナルを見落とすな!
下記に他の単発スポット銘柄も含めた一部を≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫でコメントしています。
そして日本株は2016年のトランプ米大統領就任以来の重要なターニングポイントを迎えました!
まだ日銀追加緩和の発動条件は揃ってはいませんが、その足がかりとなる重要シグナルが出てまいりましたのでご注目ください。
まず1つ目、為替のドル円が月足の上値トレンドラインをブレイクする動きがみられており、足掛け4年弱の重要な三角保ち合いを抜けて上放れする可能性が出てきています。
日本では先の10-12月期GDP速報値の悪化から、2期連続マイナスで景気後退入りが確実視されて円売り要因となり、それにしたがい日銀の追加緩和発動を為替市場では株式市場より先に織り込み始めたと言ってよいでしょう。
また、昨晩の米国市場では重要経済指標の1つである住宅着工件数が市場予想142.5万件に対して156.7万件と上回り、建設許可件数は予想145.0万件にたいして155.1万件と上回り、株式同様にトレンドラインを上放れる強い結果でした。
トランプ米大統領は昨晩興奮気味に「史上最高の株式市場だ!」とツイートし、再びトランプ砲が発射されました。先日の「株は買いだ!」発言をふまえてのものでしょう(笑)。
2つ目の重要なシグナルとしては、先日も書いた原油市場の動きです。
原油価格は2月前半に底入れした後に回復基調をたどり53.70ドル台まで上昇してきました。これは資産インフレ圧力が強まっている動きです。
上記の為替動向とあわせて考えると、日本は他国にエネルギー依存する割合が非常に高いですので、否が応にもインフレ圧力にさらされることとなります。
平成バブルの崩壊以降、30年の長きに亘り続いてきた構造的デフレが転換する可能性が出始めており、さらにデフレ輸出国だった中国があの状態ですから、より構造転換を迫られる可能性は高まります。
もし、近い将来にエネルギー転換を迫られるのであれば、日本で対応し得る技術力を有している企業が投資先として浮かんできます。
再生可能エネルギーではやはり太陽光発電が本命となるのは間違いなく、パネルリサイクルなども得意なエヌ・ピー・シー(6255)などを有望視しています。なぜなら海外売上比率が高く、為替の円安ではもっぱら恩恵を受けやすいとみられます。
あとはタイミングよく本日上場となったジャパン・インフラ投資ファンド(9287)。
こちらもまさにこれから旬を迎えてくるテーマとしては監視しておく必要がありそうですね。
そして、最後にもう一つ重要なシグナルは足元で半導体の韓国向け出荷が増加し始めたことです。
中でも以前、半導体素材の3品目(フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素)は安全保障上の脅威となるとされて輸出管理強化されたものですが、これの輸出が伸び始めています。
本来ならばテレビに代表されるマスコミは、国会で「さくらを見る会」の追及云々やコロナウイルスの対応批判などを伝えている場合ではなく、地政学リスクの高まりに危機意識を向けさせるべきでしょう。
昨晩は米韓合同軍事演習の第1回目の日程が3月中旬に実施されるとの調整がなされ、北朝鮮への配慮から「上半期米韓連合指揮所訓練」に名称変更と規模を縮小して行う方針であることが明らかとなりました。
第2回目の調整はこれからですので、関連ニュースは引き続き追いかけておいた方がよさそうです。
リスク対応としては3月中旬頃を目安に中長期目線で軍需関連株の仕込みに入っておくのも手かと思われます。
王道はやはり半導体株をグロース期待で追加買いしていくことですが、今回の新型コロナウイルスの教訓を活かすならば、全面安に逆行高する異常なマネーゲームも意識した“ヘッジ”が必要となります。
ウイルス対策銘柄もそうですが、これに賭けてというよりも自身のポートフォリオの中で本命の成長期待株で軸を固め、その保険としてこのような材料株を仕込んでおくのが有効な戦略だと思います。
これならまだ一か八かの“投機”ではなく、先回りの投資戦略の一環として取り組むのであれば良いでしょう。
軍需関連銘柄は以前にもご紹介したことがありますが、以前に大化けした細谷火工(4274)をはじめ、帝国繊維(3302)や新明和工業(7224)などがありますね。
もっと大型株になりますと、やはり三菱電機(6503)、日油(4403)、日本製鋼所(5631)あたりかと思いますが、昨秋にすでにご紹介済みの浜松ホトニクス(6965)も外せません。
穴馬候補として極東貿易(8093)などの一発狙いも妙味はあるかもしれませんが、最初に挙げた細谷火工と3兄弟を構成する石川製作所(6208)や興研(7963)の方が過去の実績から急騰DNAを持っているのは明らかですし、どれを選ぶかはあとは好みの問題になってきますね。
株式市場というのは資本市場の中では為替や債券と比べて小さい市場です。小さいものだけで判断するのではなく広い視野が必要です。
銘柄選びでも値動きに捉われて変にあれこれ予測しても当たった、外れたの世界になります。
あくまでも現在の市場環境は“異常”であり、だからこそ過去の経験則だけでは計れず、柔軟な思考が求められる局面です。
何よりも世界情勢に歩調を合わせていきましょう。
戦略的なポジションは株式:現金の比率を『7:3』から『8:2』に変更し、キャッシュ温存の割合を減らして徐々にポジションを追加していくとよいでしょう。
ただし、まだまだボラティリティが高い相場であることに変わりありませんので、くれぐれも日銀の追加緩和発動が確認できるまで投機的な“フルポジションは厳禁”です。
日本株が高値更新してくるタイミング、日銀が動いてくるタイミングまで目を光らせながら強気で株式市場に挑んでまいりましょう。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★あすなろ五つ星アワード-金賞銘柄-(****)
直近の決算材料で値動きが様変わり!
異様な程の強さを見せて2日連続のストップ高!
急騰要因は定かではないだけにどこまで上値を伸ばすのか見もの。
★ダイヤモンドテンバガー銘柄2019(****)
テーマ株でも新興勢力の実力株がじわじわと本領発揮。
昨秋から完全に上昇トレンドに転換して公開後高値を更新中。
『第2利確ポイント』を突破だが、利益を引っ張りたい局面。
★シャイニングフィーバー銘柄(****)
昨年から段階的に上値を伸ばし、本日再び高値を更新!
上場来高値が視野に入り、上昇ペースも加速。
株価2倍達成も時間の問題か。
★あすなろドリームカルテット[大石銘柄](****)
今年に入り見違える値動きで株価は鋭角に急上昇!
『第2利確ポイント』を達成し、株価は1.5倍に。
時価総額も小さく、まだまだ成長余地あり。
★加藤あきらの真田丸銘柄(****)
昨日公開から堅調に上値を伸ばし期待感が増す展開。
押し目待ちも多いとみられる一方、
買いづらい株ほどよく上がるという見方もできる。
★トップ・オブ・チャーティスト加藤銘柄(****)
とうとう株価8.45倍達成。
あすなろ有料銘柄ランキング第2位に浮上!!
高値攻防戦も益出し売りをこなして一段高に期待。
★ラグジュアリーVIP権利銘柄(****)
足元の調整から切り返して下値切り上げモード。
戻り売りの警戒感が残る中でしっかり。
中期移動平均線を上回ってくれば上昇加速も。
★大口サードアイ銘柄(****)
こちらも負けてられない半導体株の本命候補。
戻り売りも出やすい中で下値切り上げモード。
ただ、押し目は積極的に追加買いを狙いたい。
★大抽選サマージャンボ大当り銘柄(****)
銘柄公開から1.5倍を達成♪
サイバーセキュリティ関連の実力株☆
こちらも強い切り返しで25日移動平均線を奪回。
★あすなろ777銘柄(****)
相場軟化で仕込み場到来の2銘柄提供。
世界的な金融緩和が相次ぐ中、日銀は動くのか!?
バブル相場で恩恵を受ける銘柄は限られる!
※【あすなろ777銘柄】とは?サイト内特設ページでご確認いただけます※
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【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)
『最高のトレーダーは多くの独特な考え方をしている。
彼らはその一つとして、恐れずにトレードを実行し、また同時に軽率なトレードと恐怖心によるミスを防ぐ心構えを習得している』
(「ゾーン 相場心理学入門」より)
それでは本日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
エヌ・ピー・シー(6255)
ジャパン・インフラファンド 投資法人(9287)
細谷火工(4274)
帝国繊維(3302)
新明和工業(7224)
三菱電機(6503)
日油(4403)
日本製鋼所(5631)
浜松ホトニクス(6965)
極東貿易(8093)
興研(7963)
執筆者:加藤あきら
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