NY株高を好感し続伸、19300円-19600円のレンジを想定

●8日のNY株式市場は感染収束を見越し大幅反発。NY州の死者数は最多となったが、新規の入院者数の増加ペースが鈍化傾向であり、米国立アレルギー感染症研究所の所長が「感染状況が来週にも転換点を迎える」との見通しを示し、感染ピーク超えを見越した買いが優勢となった。
また米民主党の大統領候補で急進左派のサンダース氏が「大統領選からの撤退」を表明し、大企業に批判的な同氏が撤退することも好感した。
石油輸出国機構加盟国とロシアなどの非加盟国が協調減産の再開で合意するとの期待からエネルギー株も上昇し、3月15日開催の米連邦公開市場委員会議事要旨で、すべての参加者が「経済が新型コロナの影響を乗り越え、雇用の最大化を達成する軌道に乗るまでゼロ金利政策を継続する」との認識で一致し、好感して引けた。

ダウ工業株　　　　２３４３３.５７（＋７７９.７１）△３.４４％
ナスダック　　　　　８０９０.９０（＋２０３.６４）△２.５８％
Ｓ＆Ｐ５００　　　 ２７４９.９８（＋　９０.５７）△３.４１％

●本日の日経平均はNY株高を好感し、続伸と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は１万９１４５円で、昨日の東京市場の日経平均終値１万９３５３円と比べ２１０円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は１万９１３０円。

★日経平均株価のポイント
１万９５６４円　３月２５日高値
１万９３５３円　昨日終値
１万９１４５円　ＣＭＥ日経平均先物
１万８６６４円　２５日線


●騰落レシオ（25日）86.34%％


●今週の予定

9日（木）
米 3月30日週次 新規失業保険申請件数
米 3月 生産者物価指数(PPI)
米 4月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値

10日（金）
米 休場
日 3月 企業物価指数
中 3月 生産者物価指数(PPI)
中 3月 消費者物価指数(CPI)
中 3月 社会融資総量
中 Q2 総合リスク
米 3月 消費者物価指数(CPI)
中 3月 マネーサプライM2(前年比)