NY株安を嫌気して続落、19200円-19500円のレンジを想定

●15日のNY株式市場は経済指標の悪化を受けて、売りが優勢。原油が時間外取引で20ドルを割り込み投資家心理を冷やした。4月のニューヨーク連銀製造業景況指数、3月の米小売売上高、3月の米鉱工業生産が市場予想を大幅に下回り大幅反落でスタート。ダウの下げ幅は一時700ドルを超えた。米連邦準備理事会は地区連銀経済報告（ベージュブック）で、米経済について前月まで記していた「緩やかに拡大した」との判断を削除し「全ての地域で鋭く急激に収縮している」と総括。先行きは「状況はより悪くなる」とした。

ダウ工業株　　　　２３５０４.３５（－４４５.４１）▼１.８６％
ナスダック　　　　　８３９３.１８（－１２２.５６）▼１.４４％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２７８３.３６（－　６２.７０）▼２.２０％

●本日の日経平均はNY株安を嫌気して続落と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は１万９３０５円で、昨日の東京市場の日経平均終値１万９５５０円と比べ２４５円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は１万９２９０円。

★日経平均株価のポイント
１万９５５０円　昨日終値
１万９４１５円　５日線
１万９３０５円　ＣＭＥ日経平均先物
１万８６７６円　一目転換線

●騰落レシオ（25日）97.08%

●日経平均ボラティリティー・インデックス 36.26に低下。

●半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）の1～3月期決算予定。

●今週の予定

16（木）
独 3月 消費者物価指数(CPI)改定値
米 3月 建設許可件数
米 3月 住宅着工件数
米 4月6日週次 新規失業保険申請件数
米 4月 フィラデルフィア連銀業況指数

17（金）
中 3月 固定資産投資(前年比)
中 3月 鉱工業生産(前年比)
中 3月 小売売上高(前年比)
中 Q1 国内総生産(GDP)(前年比)
欧 3月 EU基準消費者物価指数(HICP)改定値