ダウ先物急騰で反発、19500円-19800円のレンジを想定

●16日のNY株式市場はハイテク株中心に買いが先行した。新規失業保険申請件数は524万5千件と市場予想（510万件）を上回り、米住宅着工件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想以上に悪化したことで売りが出たが、経済活動再開への期待もあり、もみ合う展開。ダウは300ドル近く下げたが、ハイテク株中心に買いが入りプラスで引けた。

ダウ工業株　　　　２３５３７.６８（＋　３３.３３）△０.１４％
ナスダック　　　　　８５３２.３６（＋１３９.１８）△１.６６％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２７９９.５５（＋　１６.１９）△０.５８％

●本日の日経平均はダウ先物急騰により、反発と読む。現在グローベックスNYダウ先物は８０８ドル高。ＣＭＥ日経平均先物の終値は１万９２０５円で、昨日の東京市場の日経平均終値１万９２９０円と比べ８５円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は１万９２００円。

●グローベックスNYダウ先物の急騰は「米製薬会社の臨床試験成功」と「トランプ大統領の経済再開予定の報道」を好感。

★日経平均株価のポイント
１万９７０５円　４月１４日高値
１万９４０４円　５日線
１万９２９０円　昨日終値
１万９２０５円　ＣＭＥ日経平均先物

●騰落レシオ（25日）106.14%

●日経平均ボラティリティー・インデックス 37.52まで低下。

●半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）の決算は、4-6月は30％増収予想。コロナでも先端半導体に需要あり。


●今週の予定

17（金）
中 3月 固定資産投資(前年比)
中 3月 鉱工業生産(前年比)
中 3月 小売売上高(前年比)
中 Q1 国内総生産(GDP)(前年比)
欧 3月 EU基準消費者物価指数(HICP)改定値