利益確定売りが優勢と読む　20400円-20600円のレンジを想定

●11日のNY株式市場はまちまちの動き。ナスダック指数は6日続伸。中国・武漢市でロックダウン解除後に初となるクラスターが確認された。これにより経済活動の再開に向け行動制限を緩めたドイツや韓国では新型コロナの感染が再び拡大したことから、感染の「第２波」が警戒され、売り優勢となった。ダウは261ドル安まで下げ幅を拡大した後、NY州のクオモ知事が「同州での行動制限を15日から一部解除する」と表明すると一時プラス圏に浮上したが、再びマイナス幅を拡大した。

ダウ工業株　　　　２４２２１.９９（－１０９.３３）▼０.４５％
ナスダック　　　　　９１９２.３４（＋　７１.０２）△０.７８％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２９３０.３２（＋　　０.５２）△０.０２％

★本日の日経平均は3日間で７７０円強の上昇していることより、利益確定売りが優勢と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万０５００円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万０３９０円と比べ１１０円高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万０４９０円。

★日経平均株価のポイント
２万０７８２円　７５日線
２万０５００円　ＣＭＥ日経平均先物
２万０３９０円　昨日終値
２万００１１円　５日線


●一部報道によるとトヨタ自動車とホンダは11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休止していた北米工場を約50日ぶりに再開した。

●マザーズ売買代金2271億円 活況（5/11）

●騰落レシオ（25日）117.64%

●日経平均ボラティリティー・インデックス27.97まで低下

●前営業日のストップ高11日39銘柄（気配含まず／一時含む）

テラ・デジアーツ・ぐるなび・ファーマＦ
物語コーポ・ＳＬＤ・クリレスＨＤ・北日紡
テクノフレ・倉庫精・テクノスＪ・アクロディア
ＮＴＬ・Ａｉｍｉｎｇ・レイ・ダイトーケミ
ＺＵＵ・みらかＨＤ・日インシュレ・大和重
ＮＩＣ・共和工業・Ｎフィールド・アクアライン
小倉クラ・宮入バル・グリーンズ・クックビズ
コンヴァノ・ワコム・２４７・ＪＩＡ
あんしん保証・ＰＡＬＴＥＫ・プロルート
ブティックス・セレスポ・札臨・ニチイ学館（監理）

●今週の主な予定

12(火)
中 4月 生産者物価指数(PPI)(前年比)
中 4月 消費者物価指数(CPI)(前月比)
米 4月 コア消費者物価指数(CPI)(前年比)原数値
米 4月 消費者物価指数(CPI)(前月比)季調値

13(水)
欧 3月 鉱工業生産(前月比)
米 4月 生産者物価指数(PPI)最終需要(前月比)

14(木)
米 4月 輸入物価(前月比)
米 5月4日週次 新規失業保険申請件数

15(金)
日 4月 企業物価指数(前月比)
中 4月 固定資産投資(前年比)
中 4月 鉱工業生産(前年比)
中 4月 小売売上高(前年比)
欧 Q1 国内総生産(GDP)2次速報値(前期比)
米 5月 NY州製造業業況指数
米 4月 小売売上高(前月比)
米 4月 小売業販売高
米 4月 鉱工業生産(前月比)
米 4月 設備稼働率季調値