NY株安を嫌気して軟調。20300円-20600円のレンジを想定

●19日のNY株式市場は利益確定の売りとワクチン開発への期待後退で反落。ムニューシン米財務長官とパウエル米連邦準備理事会議長が議会証言で「追加の景気対策に前向きな姿勢」を示したが反応は鈍く、経済活動を再開した州で新型コロナの感染者が再び増加していることを受けて、楽観的ムードが後退した。モデルナの新型コロナワクチンの治験結果について懐疑的な見方が出たことから、ダウは下げ幅を拡大した。

ダウ工業株　　　　２４２０６.８６（－３９０.５１）▼１.５９％
ナスダック　　　　　９１８５.１０（－　４９.７３）▼０.５４％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２９２２.９４（－　３０.９７）▼１.０５％

●グローベックスNYダウ先物33ドル安（執筆時）

●ペンス米副大統領は19日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として各州が実施してきた外出制限などの規制措置について、全50州が同日までに緩和に踏み切り、経済活動の再開に乗り出したと明らかにした。

★新型コロナウイルス感染症治療薬としての承認が期待される「アビガン」の臨床研究で「明確な有効性が示されなかった」と、共同通信が複数の関係者の話として伝えた。

★日銀は22日に臨時の金融政策決定会合を開くと発表。日銀が臨時会合を開くのは、8年半ぶりで、資金繰りが悪化している中小企業の支援策を決める見通し。


★本日の日経平均はNY株安を嫌気して、軟調と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万０３８５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万０４３３円と比べ５０円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万０３９０円。

★日経平均株価のポイント
２万０４８２円　７５日線
２万０４３３円　昨日終値
２万０３８５円　ＣＭＥ日経平均先物
２万０１５７円　５日線

－前営業日（5/19）のおさらい－

●日経平均株価　２万４３３円４５銭（＋２９９円７２銭）
高値２万６５９円４６銭／安値２万４３３円４５銭
値上がり１６７８／値下がり４２６／変わらず６６
新高値４７／新安値２
出来高　１５億８９５１万株
売買代金　２兆５４０８億円

●ＴＯＰＩＸ　１４８６．０５（＋２６．７６）

●マザーズ指数　８８０．６２（＋８．０６）
マザーズ売買代金 １８５７億円

●騰落レシオ（25日）118.51%

●空売り比率39.9％

●日経平均ボラティリティー・インデックス27.73まで低下

●前営業日のストップ高19日―15銘柄（気配含まず）

地域新聞社・テラ・北日紡・ジョルダン
神島化工・ｉｐｓ・ＢＡＳＥ・レントラック
東洋電機・古河電池・双信電機・ソフィアＨＤ
ニチコン・ミクリード・３Ｄマトリク

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●今週の主な予定

20（水）
日 3月 機械受注船舶・電力除く民需(前月比)
欧 4月 EU基準消費者物価指数(HICP)改定値
欧 5月 消費者信頼感指数速報値

21（木）
日 4月 貿易収支
米 5月11日週次 新規失業保険申請件数
米 5月4日週次 継続失業保険受給総数
米 5月 フィラデルフィア連銀業況指数
米 5月 マークイット製造業(PMI)速報値
米 5月 マークイットサービス部門(PMI)速報値
米 4月 中古住宅販売戸数

22（金）
日 4月 全国コア消費者物価指数(CPI)(前年比)
日 4月 全国消費者物価指数(CPI)総合(前年比)
欧 5月 マークイット製造業(PMI)速報値
欧 5月 マークイットサービス部門(PMI)速報値
中 　　全人代