金曜日の反動でしっかり　20500円-20800円のレンジを想定

●22日のNY株式市場は米中関係の悪化懸念が売り材料だが、ワクチン開発への期待が相場を下支え。中国全国人民代表大会で、李克強首相が香港に対する統制を強める国家安全法を提議したのに対し、香港の「一国二制度」を支持するトランプ米大統領は、強硬に対応すると発言。米中対立への警戒感と3連休を前に売りも加わりダウは178ドル安まで下げたが、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が新型コロナワクチンの開発に楽観的な見方を示し下げ幅を縮小した。ナスダック指数は半導体のエヌビディアの上昇で反発して取引を終了。

ダウ工業株　　　　２４４６５.１６（－　　８.９６）▼０.０４％
ナスダック　　　　　９３２４.５９（＋　３９.７１）△０.４３％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２９５５.４５（＋　　６.９４）△０.２４％

●グローベックスNYダウ先物60ドル高（執筆時）

●25日はバンクホリデーの祝日ためロンドン市場が休場。米国はメモリアルデーの祝日でNY市場が休場。

★日本政府は25日、新型コロナウイルス対策として東京など1都3県と北海道に発出している緊急事態宣言を解除する方針。

★MSCI（モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル）の指数採用銘柄の定期見直しに伴う入れ替えが29日に行われ、下記の売買高が膨らむ見込み。

新規採用銘柄は、日本Ｍ＆Ａセンター（2127）、伊藤園（2593）、神戸物産（3038）、ＧＬＰ投資法人（3281）、コスモス薬品（3349）、ＴＩＳ（3626）、三浦工業（6005）、レーザーテック（6920）、ＳＣＳＫ（6719）。

除外銘柄はＪフロント（3086）、コニカミノルタ（4902）、東洋製缶（5901）、ＳＡＮＫＹＯ（6417）、アルプスＡ（6770）、ＩＨＩ（7013）、クレディセゾン（8253）、イオンフィナンシャルサービス（8570）、商船三井（9104）


★本日の日経平均は金曜日の反動で、しっかりと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万０５５０円で、先週末の東京市場の日経平均終値２万０３８８円と比べ１６０円ほど高い水準。先週末の大阪取引所の日経平均先物終値は２万０５９０円。

★日経平均株価のポイント
２万０７３４円　５月２１日高値
２万０５５０円　ＣＭＥ日経平均先物
２万０４２０円　５日線
２万０３８８円　先週末終値

－前営業日（5/22）のおさらい－

●日経平均株価　２万０３８８円１６銭（－１６４円１５銭）
高値２万０６１５円１２銭／安値２万０３３４円９９銭
値上がり６３１／値下がり１４６３／変わらず７７
新高値５１／新安値１
出来高　１２億２９１９万株
売買代金　１兆９３３４億円

●ＴＯＰＩＸ　１４７７．８０（－１３．４１）

●マザーズ指数　９２６．７１（－０．９９）
マザーズ売買代金 ２１４７億円　活況

●騰落レシオ（25日）119.44%

●空売り比率42.5％

●日経平均ボラティリティー・インデックス30.24まで上昇

●前営業日のストップ高22日―13銘柄（気配含まず）

省電舎ＨＤ・ＭＥＳＣＯ・ＦＲＯＮＴＥＯ・イオレ
ＭＤＮＴ・ツクルバ・カーバイド・エスティック
オリチエ・大日光・日アビオ・レンティア・幸和製作所

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●今週の主な予定

25（月）
米 休場（メモリアルデー）

26（火）
米 3月 ケース・シラー20(前月比)季調値
米 5月 消費者信頼感指数

27（水）
米 4月 新築住宅販売戸数

28（木）
欧 5月 景況感指数
欧 5月 製造業景況感指数
欧 5月 サービス部門景況感指数
欧 5月 消費者信頼感指数確定値
米 4月 耐久財受注
米 Q1 国内総生産(GDP)改定値
米 Q1 国内総生産(GDP)デフレーター改定値
米 Q1 コア個人消費支出(PCE)価格改定値

29（金）
日 5月 東京都区部コア消費者物価指数(CPI)(前年比)
日 4月 有効求人倍率
日 4月 失業率
日 4月 鉱工業生産速報値(前月比)季調値
日 4月 小売業販売額(前年比)
欧 5月 EU基準消費者物価指数(HICP)速報値(前年比)
欧 4月 マネーサプライM3伸び率(前年比)
米 4月 個人所得(前月比)
米 4月 実質消費支出(前月比)
米 4月 消費支出(前月比)季調値
米 4月 コア個人消費支出(PCE)価格指数(前月比)
米 5月 シカゴ地区購買部協会景気指数
米 5月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値