高値圏でもみ合い、日経VIに注意　21800円-22200円のレンジを想定

●1日のNY株式市場は景気回復を期待で上昇。中国政府が国営企業に対し米国からの農産物の輸入停止を指示したことや、白人警官の暴行による黒人死亡事件に対する抗議デモが全米に広がっていることが嫌気され、一時162ドル安まで下げたが、売り一巡後は下げ幅を縮小。22日に発表された5月の米ISM造業景況感指数が上昇したことを受けて、最悪期を脱したとの見方からプラスで引けた。

ダウ工業株　　　　２５４７５.０２（＋　９１.９１）△０.３６％
ナスダック　　　　　９５５２.０５（＋　６２.１８）△０.６６％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　３０５５.７３（＋　１１.４２）△０.３８％

●グローベックスNYダウ先物40ドル安（執筆時）

●全米各地にデモ拡大、ロックダウンから経済再開目指す都市を直撃している。白人警官による黒人暴行死への抗議デモはNYやシカゴなどに広がるり、シカゴは「6月3日の部分的経済再開計画の延期検討必要に」と報じられている。

●ギリアド社のレムデシビルが、「10日間の治験では標準治療と統計的優位無し11日目の臨床的改善の可能性は65%高い。新たな安全性については確認されない」と発表。

●英国と欧州連合は本日、自由貿易協定交渉の第4回会合を開催。妥結の見通しは立っておらず、移行期間の延長がポイント。


★本日の日経平均は高値圏でのもみ合い、日経VIに注意が必要と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万２２２０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万２０６２円と比べ１６０円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物は２万２２１０円。

★日経平均株価のポイント
２万２２２０円　ＣＭＥ日経平均先物
２万２０６２円　昨日終値
２万１７０９円　５日線
２万１６６０円　２００日線


－前営業日（5/29）のおさらい－
　
●日経平均株価　２万２０６２円３９銭（＋１８４円５０銭）
高値２万２１６１円３９銭／安値２万１８９８円９９銭
値上がり９９８／値下がり１０９４／変わらず７８
新高値９１／新安値５
出来高　１２億１６８万株
売買代金　２兆３２５８億円

●ＴＯＰＩＸ　１５６８．７５（＋５．０８）

●マザーズ指数　１００２．７９（＋２０．３６）
マザーズ売買代金２０７１億円　

●騰落レシオ（25日）136.89%

●空売り比率38.6％

●日経平均ボラティリティー・インデックス28.76まで上昇

●前営業日のストップ高1日―19銘柄（気配含まず）

ＦＲＯＮＴＥＯ・アイロムＧ・アプライド・ワンダーＣｏ
ＧＭＯクラ・イメージ情報・データセクション
シルバーエッグ・ＳＫＩＹＡＫＩ・ＺＵＵ・日本ラッド
ストリームＭ・サイジニア・ポート・曙ブレーキ
松屋Ｒ＆Ｄ・五洋インテ・中央化学・グロームＨＤ

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●今週の主な予定

2（火）
欧 5月 マークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値

3（水）
中 5月 財新サービス業購買担当者景気指数(PMI)
米 5月 マークイット総合購買担当者景気指数(PMI)改定値
米 5月 マークイットサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
米 4月 製造業新規受注(前月比)
米 5月 ISM非製造業総合指数
米 ADP雇用統計

4（木）
欧 6月 ECBラガルド総裁定例記者会見
欧 5月 マークイットサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
欧 5月 マークイット総合購買担当者景気指数(PMI)改定値
欧 6月 ECB政策金利
米 4月 貿易収支(USD)
米 5月25日週次 新規失業保険申請件数

5（金）
米 5月 雇用統計