材料に乏しくもみ合い　22100円-22500円のレンジを想定

●18日のNY株式市場は感染再拡大への懸念からダウは小幅安。週間の新規失業保険申請者数が市場予想を上回り売りが先行した。しかし5月の米景気先行指数が市場予想を上回る改善を見せ、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数はマイナス予想に反して大幅なプラスになり、指数の下値を支えた。ハイテク株の一角が引き続き堅調で、ナスダック指数は5日続伸。

ダウ工業株　　　　２６０８０.１０（－　３９.５１）▼０.１５％
ナスダック　　　　　９９４３.０５（＋　３２.５２）△０.３３％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　３１１５.３４（＋　　１.８５）△０.０６％

●グローベックスNYダウ先物81ドル高

●NY株式市場は本日、株価指数の先物とオプション、個別株の先物とオプションの清算日が重なる「クアドルプル・ウィッチング」（メジャーSQ）

●米景況感、経済再開で急改善しGDP予想上振れも。
ニューヨーク連銀が15日発表した6月の製造業景況感指数は、6月に企業に聞き取ったもので速報性が高い。ミシガン大の6月の消費者信頼感指数は78.9と5月より6.6ポイント改善した。JPモルガン・チェースは4～6月期の実質GDP予測でこれまでの前期比年率40%減から32%減に改めた。20年全体では前年比マイナス6.3%から同4.8%に引き上げた。


★本日の日経平均は材料に乏しく、もみ合いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万２３５０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万２３５５円とほぼ同水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万２３６０円。

★日経平均株価のポイント
２万２３５５円　昨日終値
２万２３５０円　ＣＭＥ日経平均先物
２万２２４５円　５日線
２万１８００円　２５日線

★半導体製造装置販売額
日本半導体製造装置協会の発表によると、5月の日本製半導体製造装置の販売額（3カ月移動平均、速報値）は前月比で1.3％減少、前年比では16.1％増と高水準を維持。半導体製造装置の東京エレクトロンは昨日、21年3月期の業績見通しを発表。売上高は14％増で過去最高を見込み、純利益は11％増を確保、年間配当も増額。


－前営業日（6/18）のおさらい－

●日経平均株価　２万２３５５円４６銭（－１００円３０銭）

高値２万２４３２円２５銭／安値２万２１２５円３５銭
値上がり８９０／値下がり１１６４／変わらず１１３
新高値６０／新安値６
出来高　１１億１１２２万株
売買代金　２兆９０億円

●ＴＯＰＩＸ　１５８３．０９（－４．００）

●マザーズ指数　１０３３．１０（＋１０．５４）
マザーズ売買代金　２２５２億円　活況

●騰落レシオ（25日）119.80%　

●空売り比率　40.5％

●日経平均ボラティリティー・インデックス35.03まで上昇

●前営業日のストップ高18日―17銘柄（気配含まず）

キャンディル・プラチナ・フジタコーポ・山王・ＤＬＥ
ＧＡＴＥＣＨ・シェアＲＴ・ナレッジＳ・ＣＥＨＤ
ＪＭＡＣＳ・アジャイルＭ・メディアリンクス・都築電
ツインバド・Ｍａｃｂｅｅ・カーディナル・東海リース

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●今週の主な予定

19（金）
日 5月 全国消費者物価指数(CPI)総合(前年比) 5月 小売売上高(前年比)
米 メジャーSQ（クアドルプル・ウィッチング)