らくに儲けさせてくれない難しい相場、改めてポジション管理の徹底を
昨晩の米国市場では米ボーイングの737MAXの認証試験飛行が開始されたとの材料を手がかりに急反発、5月の中古住宅販売も前月比+44.3%と過去最大の伸びを記録しており、今週は米経済指標が軒並み改善してくることも見込まれます。
しかし裏を返せば、マクロ経済指標の改善が顕著となっても市場では未だ景気回復に疑心暗鬼の状況が続いており、ここで23000円の上値をトライしにいけないようだと来週に向けての貯金が作れません。
半導体株などは連日のように強含んでいるのですが、他が追随できないとやはり指数の上値が重くなってしまい、売り方に攻める口実を与えることになってしまいます。
市場が疑心暗鬼なのはやはりパウエル米FRB議長の発言に示されるとおり、経済活動再開で景気回復が急ピッチで進んでいるポジティブな面と、再び感染拡大からロックダウンしなくてはなりかねないネガティブな面がどちらもせめぎ合っている状況に他ならないわけですが、この不確実性こそがマーケットが一番嫌う部分です。
分かってはいても確信が持てるまでには時間がかかるといったところで、本日も米10年債利回りは低水準ですし、ジャンクボンドもまだ下がったままですので警戒が必要です。
以前お伝えのように来週のオプションSQまでの間にどこかで買いも売りも大きなヤマ場を迎えることになるのは覚悟しておいた方がよさそうです。
とくに今日とんでもない動きをしたのが話題のアンジェス(4563)、GMO特戦隊を中心に値崩れし、マザーズ指数がなんと一時▲4.6%と急落を見せた後、引けにかけて戻していきました。
というより、あれは何だったのでしょう(笑)。
ただ、このマザーズ指数の25日線割れは反騰相場の4/7以降で初めての現象です。
あとは市場の需給整理が済むまでの期間を持ち堪えられるかどうかですが、明日からの7月は初旬にETFの分配金捻出のための売り物をこなす必要がありますので、これも上記オプションSQの日柄と重なってきます。
よって、6/12さらに6/23コラムの繰り返しとなりますが、常にキャッシュポジションを確保して待ち構える姿勢と日柄を意識した押し目買いの徹底、これが重要になってくるかと思います。
大型株も値上がり上位は鉄鋼・空運・不動産と、なんとも不可解な組み合わせでしたが、単に指数プレイと割り切ることも大事です。
先導役の半導体株がこうして上昇している以上、過度に悲観する必要はありません。
らくには儲けさせてくれない難しい局面ではありますが、悪材料のニュースフローで下げてきた時は「やはり来たか!これはチャンス☆」という心構えで臨んでいくとよいでしょう。
また本日から【買い推奨☆らくらく大儲け銘柄】の新規募集も始まっています。
2020年も早いもので上半期が終了となり、7月からは国内の経済活動再開が本格化を迎えて期待高まる下半期の相場に突入していきます。
「あすなろ大抽選会」の当選銘柄を手に、強い信念を持ってさらなる資産拡大を目指してまいりましょう!
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
【買い推奨☆らくらく大儲け銘柄】
執筆者:加藤あきら
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