利食いも意識されもみ合い　22700円-23100円のレンジを想定

●15日のNY株式市場は景気敏感株中心に上げ幅を拡大。ワクチン実用化への期待から3指数続伸。「英製薬アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発中の新型コロナワクチンについても臨床試験における好結果が医学誌に掲載される」と報じられた。また「7月末で切れる失業給付の増額措置の延長を検討」と伝わり、ダウは一時420ドルを超え取引時間中としては6月10日以来となる2万7000ドル台に乗せる場面もあった。しかし中国外務省がトランプ米大統領が香港自治法に署名したことに抗議したと伝わると、米中関係に敏感なハイテク株の一角がマイナスになり、ナスダック指数は一時マイナスになった。

ダウ工業株　　　　　２６８７０.１０（＋２２７.５１）△０.８５％
ナスダック　　　　　１０５５０.４９（＋　６１.９１）△０.５９％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　　３２２６.５６（＋　２９.０４）△０.９１％

●グローベックスNYダウ先物36ドル高、


★本日の日経平均は利食いも意識され、もみ合いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万２８９０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万２９４５円と比べ５５円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万２８８０円。

★日経平均株価のポイント
２万３１８５円　直近高値（６月９日）
２万２９４５円　昨日終値
２万２８９０円　ＣＭＥ日経平均先物
２万２６２７円　５日線


★日経レバ（1570）初の貸借取引の停止措置。証券金融会社の日本証券金融は15日、「NEXT FUNDS　日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信（日経レバ、1570）」の貸借取引について7月16日から新規の空売りと信用買いの現引きが申込停止の措置を取ると発表した。


－前営業日（7/15）のおさらい－

●日経平均株価　２万２９４５円５０銭（＋３５８円４９銭）

高値２万２９６５円５６銭／安値２万２８００円１１銭
値上がり１８６０／値下がり２６０／変わらず５１
新高値５６／新安値１
出来高　１２億４５７１万株
売買代金　２兆２０９２億円

●ＴＯＰＩＸ　１５８９．５１（＋２４．３６）

●マザーズ指数　１０１７．１２（＋１９．７１）

マザーズ売買代金　１７９１億円　

●騰落レシオ（25日）78.03%　

●空売り比率　38.2％

●日経平均ボラティリティー・インデックス22.76まで低下

●前営業日のストップ高―9銘柄（気配含まず）

ＡＭＢＩＴＩ・ロコンド・メディカルＮ・ＰＲＴＩＭＥ・ラクス
ダントーＨＤ・シンメンテＨ・不二精機・イズミ

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●今週の主な予定

16（木）
中 6月 固定資産投資(前年比)
中 6月 鉱工業生産(前年比)
中 6月 小売売上高(前年比)
中 Q2 国内総生産(GDP)(前年比)(前期比)
欧 ECB理事会
米 7月6日週次 新規失業保険申請件数
米 7月 フィラデルフィア連銀業況指数
米 6月 小売売上高自動車除く(前月比)
米 6月 小売売上高(前月比)
米 5月 企業在庫(前月比)

17（金）
欧 6月 EU基準消費者物価指数(HICP)改定値(前年比)
米 6月 建設許可件数
米 6月 住宅着工件数
米 7月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値