ティアンドエス（4055）
今月上場したばかりのIPO株。半導体工場向けやAI関連のシステム開発を手掛ける。今秋に上場見通しの半導体大手のキオクシアホールディングス（旧東芝メモリホールディングス）向けではキオクシアのNAND型フラッシュメモリ工場で稼働するシステムの運用・保守に対して技術者を派遣。キオクシアはNAND型フラッシュメモリ工場の増設を予定しているため、同社の成長にも期待がかかる。8/7の上場から上昇一辺倒で値を上げてきたがここに来てようやく調整入り。それでも依然として下値拾いは旺盛で期待感が根強い。初押し買いが有効となりそうだ。

ヴィス（5071）
3月のコロナショック時に上場したIPO株。オフィス設計デザインや施工、デザイナーズオフィス事業を手掛ける。新型コロナウイルスの影響でテレワークの導入が進んでいるため、テレワークをより効率的に行うための拠点としてのオフィス造りが必要となる。働き方の変化に沿ってテレワーカーやフリーランスワーカー向けのコワーキングスペースなどの需要増加も期待できる。テレワークで戸建て住宅が見直されている点と同様にオフィスも見直しのターンに突入していると言えよう。株価は3連敗で下落中だが押し目を狙うには良い機会となりそうだ。

ぐるなび（2440）
飲食店情報サイトを運営。楽天と提携強化も。先日は政府の飲食業界を支援する「GoToイート」キャンペーンの主要事業の運営委託先事業者に採択された。GoToイートはオンライン飲食予約サイト経由で飲食店を予約した利用者に、飲食店で使えるポイントやプレミアム付食事券が贈呈される内容。これにより「ぐるなび」利用が一気に広がる期待あり。株価は直近上昇していたが本日は日足75日線処で押し目を形成しているため注目。空売りもそこそこ積もっていることから踏み上げによる上値追いも期待できそうだ。