米国3連休を控えて揉み合い　23200円-23500円のレンジを想定

●4日のNY株式市場はハイテク株への売りが出たが下げ渋った。8月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比137万1千人増とは前月（173万4千人増）から伸びが鈍化。失業率が8.4％と前月（10.2％）から大幅に改善し一時買い優勢となったが、一巡後は7日がレーバーディの祝日で3連休となるため利益確定の売りが強まった。「米政府機関の一部閉鎖回避のため、追加経済対策を含めない暫定予算案で議会と合意した」と伝わり経済対策発動の遅れを嫌気しダウは一時628ドル安、ナスダック指数は582ポイン安まで下げ幅を拡大したが、テスラとアップルが下げ止まり指数も下げ幅を縮小した。

ダウ工業株　　　　　 ２８１３３.３１（－１５９.４２）▼０.５６％
ナスダック　　　　　 １１３１３.１３（－１４４.９７）▼１.２７％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　　 ３４２６.９６（－　２８.１０）▼０.８１％

●グローベックスNYダウ先物79ドル安

●8日に米議会上院、12日に米議会下院が再開。上述の通り追加経済対策成立が後退したが、議会再開に伴い協議が本格化への期待もある。


★本日の日経平均は米国3連休を控えて、揉み合いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万３１７５円で、先週末の東京市場の日経平均終値２万３２０５円と比べ３０円安い水準。先週末の大阪取引所の日経平均先物終値は２万３２００円。

★日経平均株価のポイント
２万３５８０円　９月３日高値
２万３２３９円　５日線
２万３２０５円　先週末終値
２万３１７５円　ＣＭＥ日経平均先物
２万２９１１円　２５日線

★菅官房長官が、デジタル行政を加速するため「デジタル庁」を創設する考えを示し、公文書のデータ化や行政手続きのオンライン化などに関連に注目。


－前営業日（9/4）のおさらい－

●日経平均株価　２万３２０５円４３銭（－２６０円１０銭）

高値２万３２５７円６９銭／安値２万３０９８円７７銭
値上がり６１７／値下がり１４５７／変わらず９７
新高値２７／新安値１２
出来高　１０億７４８０万株
売買代金　１兆８７１３億円

●ＴＯＰＩＸ　１６１６.６０（－１４.６４）

●マザーズ指数　１１３９.９０（－３０.５７）
マザーズ売買代金　２６１３億円　大商い

●騰落レシオ（25日）107.70％　

●空売り比率　41.8％　

●日経平均ボラティリティー・インデックス25.67まで上昇

●ストップ高銘柄＝4日―14銘柄（気配含まず）
ラクーンＨＤ・インタートレード・ビープラッツ・エブレン
メディアリンクス・大同信・ＫＩＹＯ・ムサシ・フレンドリー
筑波銀行・栃木銀行・福島銀行・杉村倉・日本テレホン

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●今週の主な予定

7（月）
米 休場 レイバーデイ
欧 9月 ユーロ圏投資家センチメント指数
中 8月 輸出入(前年比)
中 8月 貿易収支(USD)

8（火）
日 7月 全世帯消費支出(前年比)
日 7月 経常収支
日 Q2 国内総生産(GDP)年率2次速報値(前期比)
欧 Q2 国内総生産(GDP)改定値(前年比)

9（水）
中 8月 消費者物価指数(CPI)(前年比)

10（木）
欧 ECB理事会
日 7月 機械受注船舶・電力除く民需(前年比)
中 8月 社会融資総量
米 8月31日週次 新規失業保険申請件数
中 8月 マネーサプライM2(前年比)
中 8月 人民元建て新規融資

11（金）
米 8月 消費者物価指数(CPI)(前年比)原数値
日 メジャーSQ