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あすなろ投資顧問

2020-10-27 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

海外市況に関係なく日本株は独り歩きをはじめる

昨晩の米国株市場は大きく調整し、一時は965ドル安となるなど波乱の展開でした。

欧米における新型コロナウイルス感染の再拡大に加え、やはり米追加経済対策の成立にメドが立たないという、ある意味お決まりのような下落理由が語られることとなりました。

実際のところ、たしかにウイルス新規感染者数は過去最悪の水準に増加しているわけですが、株価が下落の本質的なところは別のところにあるとみておいた方がよいでしょう。

米追加経済対策は案の定、米大統領選を前に民主・共和の双方で好き勝手言って相手方の譲歩を求めるも、いざ妥協して条件を緩和したらしたで合意をごねるというような、ある意味子どもの口喧嘩よりもひどい状況です。

先日トランプ米大統領が2兆ドル超の合意に前向きな姿勢を示して譲歩しましたが、米民主党からすれば大統領選を前に合意してしまうとトランプ政権に有利になるとみて、あえて泥仕合に持ち込んで相手のせいにしたいというのが見え見えです。

こうなる展開はある程度予想はついていたかと思いますが、株式市場では期待先行で買い上がった分を吐き出して、米大統領選・議会選の本選を前にポジション縮小の動きが出たというところでしょう。

ただ、そんな中で解せないのは昨晩▲3.7%と急落したドイツ株の方で、欧州の情勢は情報も極めて少なく、新型コロナウイルスの感染拡大を理由にするなら1日の新規感染者数が過去最高のフランスや南欧のスペイン、イタリアなどの方が影響が大きいはずです。

ただ、一つ気がかりなのはタイで異常なほどに過熱している反政府デモで、どうやらドイツ大使館に向かって行進しドイツに長期滞在する国王を強く批判しているとのニュースで、もしかすると以前からお伝えのように欧米諸国は今冬のコロナパンデミックを通じて日本を含む東側にマネーを動かすというシナリオの下で、ドイツ勢は中国だけでなくタイに深く食い込んでいた可能性があるということです。

これは国際政治上の地図を見る際に重要となる可能性があり、今後の欧米系マネーがどういったルートで日本を中心とした東アジア勢に入ってくるのかという点で注目に値します。

また、世界情勢が非常に混沌としている中において昨晩の米国時間の日経平均先物の動きもそうですが、明らかに日本株はこうした世界の混乱から遠ざけられつつあると同時に、コロナパンデミックにおいてもその脅威にさらされていないという極めて特殊な立ち位置にあることを改めて自覚すべきタイミングを迎えていると言ってよいでしょう。

9月の大型連休後の日本市場の動きを目の当たりにした時の感覚と似通っていて、9/25の加藤コラム『日米株のデカップリングが話題に、日本バブルの下地作りは始まっている』でもまとめています。

やはり欧米中心の金融資本主義が終わりに向かいつつある中、今回のバブル相場の主役に躍り出ていくのは日本株であるとの認識を強く実感するとともに、改めて日本が世界に誇る優良企業、オンリーワンの技術系企業をこそ仕込んでおくべきだと感じます。

昨日業績の上方修正で逆行高したセック(3741)などがそうですが、こうした全体下げの時に仕込みたいのがニッチトップ企業です。

代表的なもので扶桑化学工業(4368)や東京応化工業(4186)、メック(4971)などを見るようにしていますが、そういえば経産省で2020年版が新たに選定されていましたね。

機械・加工部門ではユニオンツール(6270)や酉島製作所(6363)、技研製作所(6289)などが選定されており、素材・化学部門では足元で物色されているニッポン高度紙工業(3891)をはじめ愛知製鋼(5482)など隠れた技術屋さんもあります。

いろいろ企業HPなどを品定めした上で自分だけのお宝株候補を発掘してみるのも良い機会かと思います。

このほか、足元の市場環境では完全に逆張り徹底派となっている私が狙いを定めておきたいのは、まさに「火中の栗を拾う」とでも言った方が良さそうなJAL(9201)、ANA(9202)、といった空運株です。

両社はそれぞれJALが10/30、そしてANAが本日の引け後に決算発表が予定されています。

直近で巨額の特損計上や人員整理など膿み出しのような観測記事が相次いでいますが、新型コロナウイルスで最も深刻な打撃を受けたと言っても過言ではない航空産業が立ち直っていくことこそが、人類がいずれコロナを克服していく際の象徴的な事象となるに違いありません。

決算発表の前後は値動きが荒れやすいので、慎重を期して取り組んでいく必要があるかと思いますが、来年を見据えた仕込みという観点ではこの決算時期がまたとない仕込み好機を演出してくれることと思います。

くしくも本日、ANA系のスターフライヤー(9206)がコロナショック後の最安値を叩きましたが、この10月が航空業界にとっての転換期になっていくものと考えています。

ただ、どうせ仕込むのであれば新興株よりもやはりナショナル・フラッグに重点を置いた方がよいでしょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆東邦亜鉛(5707)[非鉄金属]
10/19ご紹介から20%上昇。
10/23の業績予想上方修正と相まって一気に年初来高値更新。
ネガティブ視されている景気敏感株こそ業績上振れ要素が満載。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄‐PREMIUM‐(****)
銘柄公開から早くも15%上昇、まだまだ仕込み可の水準。
利確ポイントも視野に入りつつ決算発表予定日も近づく。
決算前の取り組みに迷うが、3分の2投資金でなら持ち越し可。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
セック(3741)
扶桑化学工業(4368)
東京応化工業(4186)
メック(4971)
ユニオンツール(6278)
酉島製作所(6363)
技研製作所(6289)
ニッポン高度紙工業(3891)
愛知製鋼(5482)
ANAホールディングス(9202)
スターフライヤー(9206)

執筆者:加藤あきら

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