円高基調で様子見が強く、もみ合い　26600-26900円のレンジを想定

●16日のNY株式市場は米11月の小売売上高が前月比1.1％減となり、市場予想平均の同0.3％減よりも悪く、売り優勢となった。ただ、パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、「低水準の金利を考慮すると現在の株価は必ずしも高いとは言えない」との見解を示し、NYダウは下げ幅を縮小した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、マイクロソフトやアマゾンなどが買われ、同指数の上昇を支えた。

ダウ工業株　　　　　 ３０１５４.５４（－　４４.７７）▼０.１５％
ナスダック　　　　　 １２６５８.１９（＋　６３.１３）△０.５０％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　　 ３７０１.１７（＋　　６.５５）△０.１８％


★本日の日経平均株価は円高基調で様子見が強く、もみ合いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万６７５５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万６７５７円とほぼ同水準。

★日経平均株価のポイント
２万６８９４円　年初来高値
２万６７５７円　昨日終値
２万６７５５円　ＣＭＥ日経平均先物
２万６７１７円　５日線
２万６３０８円　２５日線


－前営業日（12/16）のおさらい－

●日経平均株価　２万６７５７円４０銭（＋６９円５６銭）

高値２万６８７４円９８銭／安値２万６７１７円０３銭
値上がり１０００／値下がり１０８３／変わらず９９
新高値６７／新安値１３
出来高　１１億１０１０万株
売買代金　２兆１４０４億円

●ＴＯＰＩＸ　１７８６.８３（＋４.７８）

●マザーズ指数　１１５７.２８（－１３.７９）
マザーズ売買代金　１６８６億円

●騰落レシオ（25日）104.16％　

●空売り比率　36.2％　

●日経平均ボラティリティー・インデックス18.84まで低下

●昨日のストップ高銘柄＝１６日―１５銘柄（気配含まず）

土屋ＨＤ・ブラス・Ａｂａｌａｎ・東亜石・日鋳造・三桜工
インターワークス・ツバキナカ・共和コーポ・ライトアップ
バルミューダ・アディッシュ・桜井製・誠建設・アイドマＭＣ

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●今週の主な予定

17（木）
米 12月16日 パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、定例記者会見
日 日銀政策金利決定会合（～１８日）
欧 11月 EU基準消費者物価指数(HICP)改定値(前月比)
米 11月 住宅着工件数
米 12月7日週次 新規失業保険申請件数
米 12月 フィラデルフィア連銀業況指数

18（金）
日 11月 全国コア消費者物価指数(CPI)(前年比)
日 11月 全国消費者物価指数(CPI)総合(前年比)
日 12月18日 日銀政策金利決定
米 Q3 経常収支