受注回復で業績上振れの世界シェア企業
産業用ロボット、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置を中心に用いられる精密減速機「ハーモニックドライブ」を手掛けるメーカー。産業用ロボットの関節部品では、世界シェア5割を誇る。中国のFA工場にも同製品が多く使われており、中国市場に敏感な企業である。
2/8発表の3Q決算(累計)では、売上高が前年同期比9.9%減の266億円、営業利益が同84.6%減の1.1億円で着地。欧州を中心とした新型コロナウイルス感染拡大による設備投資抑制が大きく影響している。一方で日本を含むアジア市場では設備投資が再開したことによるFA需要の増加により受注が回復基調にある。
株価は昨年12/28高値9510円を起点に1月末まで調整、しかし2/1にはナブテスコ(6268)との協業関係の解消をきっかけに一時下値を切り下げる局面もあったが、その後反転。2/8には3Q決算および通期業績予想の上方修正を発表。日本を中心としたアジア各国・地域では受注が回復傾向にあることから、今後の業績にも期待がかかる。決算発表前後で出来高を伴った上昇が確認でき、決算発表まで様子見だった投資家も、決算発表後は参戦して来たと見られる。
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