皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

7月5日の当コラムでは、「買いのタイミングは今週初めか」、という内容をお伝え致しました。
既に先週末の需給面イベントに関わる下げは、先週末の大引けにかけての買いで急速に戻して終了しておりましたが、概ね想定どおりの展開だったように感じます。
https://1376partners.com/blog_kimura?year=2021&month=7&date=5
その7月5日のコラムでは、同時に、先週末から本日にかけての「確認事項」として下記5点を挙げさせていただきました。
結果を受けての私の印象は日付の前の〇×表記をご参照ください。

・◎7月8日15:00 竹内製作所(6432) 1Q決算
・◎7月9日15:00 OSG(6136) 中間決算
・〇7月9日15:30 カーブスホールディングス(7085) 3Q決算
・◎7月9日16:00　安川電機(6506) 1Q決算
・〇7月12日15:00 6月工作機械受注統計速報

決算発表パートで最も驚いたのは（ポジティブサプライズ）、OSGが決算発表直前の7日に上方修正を行った事です。
翌8日は大幅高、9日は全体相場の影響を受けて大幅下落、本日は5％高で一時2100円台へと上伸し8日の高値を上回っています。
竹内製作所は、9日の全体相場の大幅下落の中でも、好決算内容を受けて10％超の逆行高を演じました。
カーブスの3Qは、連結経常利益が前年同期比ではマイナスだったものの、通期の同利益を上方修正し、一転して36.5％増益見通しとなりました。
安川電機の今期1Q連結税引き前利益は、前年同期比2.3倍の135億円に急拡大し、通期の同利益を従来予想の433億円から555億円(前期は271億円)に上方修正し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなっています。

今後の決算発表の本格化を前に、特に「指標」と目される安川電機の決算発表内容は、今期の業績急回復という「大筋」が見込み通りに進捗している事を確認できる強気材料と見て宜しいかと存じます。

先ほど2021年6月分の工作機械受注統計も発表されました。
▼2021年6月分受注速報（2021/7/12）
https://www.jmtba.or.jp/wp-content/uploads/sokuhou2106elkkl.pdf
ポイントは下記のとおりです。
・6月の受注総額は21年度の最高額となり、1321億円を記録。
・前年同月比ベースでの受注総額のプラスは8か月連続。
・うち大きく伸びたのは内需で前月比134.7％、対して外需は前月比96.3％。
・前年同月比ベースでも、内需は191.5％と拡大した一方で、外需は199.3％で鈍化。

外需の鈍化は、おそらく、市場で既に懸念され始めていた中国絡みに該当するものと推察されますが、逆に内需の伸びでオフセットされて、全体としては堅調維持、という見方で宜しいでしょう。

◎結論◎------------------------------------------------------------
　決算発表シーズンの前哨戦パート、滑り出しは上々で、今後の個別決算発表にも期待が持てそう。
　セクター別では、特に機械セクター全般の株価水準が上放れる事に期待。
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弊社が直近で買い推奨させていただきました銘柄のうち、機械セクターに該当する銘柄は下記のとおりですが、いずれも業績拡大局面が株価にいずれ織り込まれるものと考え、強気の見通しを継続しております。
「上がらない」機械セクターに不安はなく、今は「果報は寝て待て」で宜しいものと存じます。

・2021/05/26 公開の「あすなろ短期高騰アワード【8倍銘柄賞】」
・2021/05/26 公開の「あすなろ短期高騰アワード【5倍銘柄賞】」
・2021/05/17 公開の「緊急即日公開銘柄2021[第8弾]」
・2021/04/21 公開の「新年度☆わくわく大当り銘柄 【7倍銘柄賞】」
・2021/04/05 公開の「緊急即日公開銘柄2021[第5弾]」


＊注目すべきマーケット動向として情報をご提供する事を目的としており、これらの個別銘柄に対して投資推奨する事を目的としたものではありません。



執筆：木村泰章