株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2022-01-04 07:00:00

本日の厳選株

今年度●●改定を意識して

 昨年12月末の経済財政諮問会議において、特に財政正常化が意識されている「社会保障」分野では後発医薬品(GE薬)のKPIが新設された。今年度末までに全都道府県で80%以上の使用率を目指すことを新たに盛り込んだ。足元では、コロナ禍におけるストレスや景気回復に伴う各メーカーの工場再稼働における大気汚染、黄砂や外出機会増における暴露機会増により喘息患者の増加や様々なアレルギーに対する抵抗力の低下が懸念される。
 
 気管支喘息やアレルギー性鼻炎の治療に用いられるキプレスのGE薬(モンテルカスト)を手掛けており、喘息薬の研究開発にも強みがあるキョーリン製薬HD(4569)は、配当利回りも3%近くあり投資妙味が意識されよう。昨年11月発表の中間決算ではキプレス等のGE薬売上が伸長。今年度の診療報酬改定においても先述のKPI達成を目的とした各取り組みが期待できる。
 
 長引く咳(せき)に対する治療薬「ゲーファピキサント」の新薬上市も今年度予定されており、更なる収益源増における中長期的な企業成長期待も膨らむ。株価は昨年12/1の安値1662円を起点に反発しており足元では1800円付近でもみ合っている。週足では26週線を抜けてきており、中長期的なトレンド転換に期待がかかる。バリュエーションもPBR0.8倍台と割安感があり、今年の各金融当局における金融引き締め策が景気回復鈍化懸念を浮上させても、ディフェンシブ銘柄という側面から極端な調整不安も和らごう。1800円付近のもみ合い商状を明確に抜けてきたタイミングを窺いたい。

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック