その銘柄ちょっと待った
金曜日の米国株は、雇用統計の結果を受けて利上げ時期後退などが連想され反発するとの見方もあったが、米連邦準備理事会が早期金融引き締めに動くことへの警戒感が強くS&P500は続落となった。
※米雇用統計結果:非農業部門雇用者数19.9万人増、予想40万人。
連休明けの日経平均株価は、米国の軟調な動きを引き継ぎ3日続落し、一時下げ幅は400円に迫る場面もあった。
日経平均は、連休を挟み3日間で1000円超下落しており自立反発の期待が高まるが、米国の金利動向を確認してからでも遅くないだろう。根拠無き値ごろ感からのエントリーは控えるべし。
【その投資ちょっと待った】
昨年のEV戦略強化策が好感され、年初から上場来高値を更新するなど堅調な動きとなっているトヨタ(7203)だが、指数連動型や日本株を対象とした投資信託(以下:投信)を保有していれば個別銘柄として投資する必要はないと考える。
なぜならば、トヨタは言わずと知れた日本を代表する企業であり、投信には当然のように組み込まれている可能性があるからだ。
ESG関連の投信にも当然顔を出している可能性が高く、個別で改めて買い付けると、投信と重複しトヨタが占めるポートフォリオ内の比重が高まり過ぎる可能性がある。
トヨタに投資を考えている方は、いったん保有の投信の中身を確認し再検証する必要があるとW的には考える。
トヨタ以外でも日本を代表する銘柄は、同様の事が言えるので重複投資を避けるためにも投信の中身を再チャックしても損はないだろう。
【大型株のご機嫌チェック】
KDDI(9433) ご機嫌
東京エレクトロン(8035) 不機嫌
ファーストリテイリング(9983) ご機嫌ななめ
ソフトバンクG(9984) ご機嫌ななめ
【Wのウオッチ銘柄】
・SBIインシュアランスグループ(7326)
・アドバンスト・メディア(3773)
執筆:W
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