【市況】

本日は、前引け後に日銀金融政策決定会合の結果の公表があり「現状維持」を決定している。

日経平均は、後場寄り直後に急伸して前日比上げ幅が300円を超えたが、その後は急落し一時200円を超える下落となり荒い動きとなった。
日経平均、TOPIXは共にマイナス圏で終了。
マザーズ指数は、後場下落に転じたが大引けはプラス圏をキープして終了となった。


【大型株買いに陰り？】

TOPIXコア30を超短期目線で分析。

TOPIXコア30は、1/5に付けた高値1022.43ｐを起点に上値を切り下げながら下落に転じている。
それでも下落局面では出来高が増えているところを見ると下値は限定的か？

再度、1022.43ｐを超える展開となれば、グロース株には厳しい状況となるが、過去のトレンド形状から現段階では1022.43ｐを超えるのは難しいと考える。


昨年9/14に1008.44ｐを付けたあとに910.64ｐまで調整
昨年11/17に1007.51ｐを付けたあとに944.57ｐまで調整

そして今回1022.43ｐを付けたあとに？？？ｐまで調整となる可能性がある。

※これは超短期目線の分析であり、週足・月足では上昇トレンドを継続している。

また、TOPIXバリュー指数とTOPIXグロース指数にも変調の狼煙が！

後場の動きについては、日銀決定会合の結果を受けて荒い動きになったが、注目したのは前場の動きである。

TOPIXバリュー指数が寄付きから下落に転じたのに対して、TOPIXグロース指数は寄付きからジリジリと上昇していたのだ。
短期的な物色の可能性はあるが、ちょっとした変化から大きく流れが変わることもあるので引き続き両指数を追いかけることにする。

【大型株のご機嫌チェック】

ファーストリテイリング（9983）　ご機嫌　
キーエンス（6861）　　　　　　　ご機嫌
テルモ（4543）　　　　　　　　　ご機嫌ななめ


【気になる指数】

・バルチック海運指数
＠1731ｐ-1.87％
続落。昨年10月の高値5526ｐからの騰落率-68.6％
これまで上方修正を繰り返してきた海運株の3Q決算に注目したい。
W的には、同指数の下落から3Qは進捗良好、通期据え置きでネガティブ方向とみる。

【Wのウオッチ銘柄】

・アドテック　プラズマ　テクノロジー（6668）
・インフロニア・ホールディングス（5076）
・三井住建道路（1776）

執筆：W