株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2022-02-25 07:00:00

本日の厳選株

国策×EV×出来高増=?

 21日、内閣府で19回目にあたる再エネに関する規制等のタスクフォースが行われた。この会議の中で「ディマンドレスポンス(DR)」という新たな電力調整の仕組みが議論された。これは省電などにより従来までの電力使用レベルを抑えた分量を発電したとみなす仕組みで、この電力削減量を売買することができる。

 この取引を行うプレイヤーをアグリゲーター(AG)といい、同タスクフォースにて今後DR推進が本格的に行われることから、AG事業者関連銘柄に今後注目が集まりやすくなるだろう。先取りする形でリソースAGのダイヘン(6622)を紹介。半導体向けスパッタリング装置やEV(電気自動車)充電システムを展開しておりテーマ性は豊富。変圧器にも強みがありDRにおけるリソース制御は問題なく行えそうだ。

 2/2発表の3Q決算は経常益(累計)がアナリスト予想値を上回っており進捗状況に懸念点はあまり見られないと見る。半導体関連の供給復活と、DR普及による電力機器の拡販により業績向上期待は一層膨らむ。足元の株価は25日線付近でもみ合いが見られる。ただ下値は順調に切り上げており、同線~節目4200円を突破すれば切り返し本格化が意識されてこよう。攻防戦のさなかに手を出すよりは、先述の節目突破までは様子見姿勢を貫くのが堅実か。

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