戦火に咲いた花
2020年10月に創業90年を迎えた、メガネ・補聴器チェーン大手。メガネを販売することだけにとどまらず、「視生活提案型店舗」というヒトの生理的機能である「見ること」や、「目の健康」を意識した店舗を展開するなど、たんなるメガネ小売り企業からの脱却・競合他社との差別化を図っているものと見られる。
今期3Q決算における営業利益は累計で減益となったが、前期から継続している店舗の拡大等による費用がかさんだと思われる。今期の営業利益水準は低いものの、営業CFは安定して推移しており、財務面に対し懸念材料は少ないだろう。ポストコロナでは今までの投資が花を咲かせる形で業績面に対しても向上期待感がもてるのではないだろうか。
株価は昨年12/21安値212円を起点に、25日移動平均線を支持線に上昇基調を保っている。日経平均株価チャートとのスプレッドも広がりつつあり、今後も逆行高を演じるか監視しておきたい。テクニカルでは、日足一目均衡表の転換線が支持線として機能。遅行スパンは実線の上を依然推移しており、同線と実線のカイ離幅が比較的広い足元では短期的な上方シグナルが意識されそうだ。3月に入ってから上値が重い様相が見られるため、3/4の日足陰線を吸収してから仕込むのがよさそうだ。
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