●●決断次第で上か!?
ロシア撤退の決断が吉と出る可能性
当然ロシアの依存度が高い企業は、頭を抱えている。
その筆頭がJTではないであろうか
JTは1999年に米たばこ大手RJレイノルズ(当時はRJRナビスコ)から米国外事業を買収してロシアに進出。
2007年にはロシア市場に強かった英ギャラハーを買収し、以降はロシア市場でシェア首位の座を維持している。
JT全体の売上高に占める比率は2021年12月期に国内24%に対し、海外は66%。(ほかに、医薬や加工食品が10%程度)
JTにとってロシアは営業利益の約2割を稼ぐ市場とされている。
単純に22年12月期の営業利益予想の2割=1068億円!
ロシア事業撤退となれば1068億円が来期の営業利益から剥がれ落ちることになる。
しかし、業績への打撃よりも企業価値をあげる可能性がある。
3/25に、「マールボロ」などのたばこブランドを展開する米フィリップモリスがロシア市場から撤退する方針を発表した。
株価は業績への影響よりも企業としての評価が優勢となり、発表翌日の株価は2%の上昇となり現在も上昇トレンドは継続している。
もしも、JTがロシア事業から撤退を発表したらフィリップモリスと同じ現象が起きる可能性がある。
ロシア悪とされる今であれば、株価はフィリップモリスと同じ現象が起きる可能性がある。しかし、終戦後に「やはり事業継続が難しいので撤退する」とした場合は、株価は下落するとWは予想する。
発表のタイミング次第であろう。
事業を継続した場合、ロシア関連銘柄として海外投資家は投資不適格にする可能性がある。
JTの決断に注目。
【大型株のご機嫌チェック】
・東京エレクトロン(8035) ご機嫌ななめ
・ファーストリテイリング(9983) ご機嫌ななめ
・ソフトバンクG(9984) ご機嫌ななめ
今週の日経平均は、週足で陽線で終える。
来週は100週移動平均線(26955.67円)がサポートラインとして機能するか否かに注目。
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Wのウオッチ銘柄
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・意外なロシア進出企業
SBIホールディングス(8473)
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Wのコラムで紹介した銘柄
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・データセクション(3905)
4/8の紹介から+4.5%
直近高値まであと1円!
来週のお楽しみ。
執筆:W
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