皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

本日は東証プライム銘柄では全体の8割超が上昇しました。
日経平均先物ミニ・オプション5月限SQ（特別清算指数）だった事もあって、東証プライムの売買代金は3兆5923億円と久々の大商いでした。
決算発表が佳境を迎えておりますので、個別決算を睨んでの商いも集中したものと捉えております。

本日の大幅高の背景、会員様各位はなんだったとお考えでしょうか？

多いと思われる論調は、「前日に大幅反落した反動で、自律反発狙いの買いが先行した」という感じでしょうか。
私は個人的に、昨日の取引終了後に発表された、投資部門別株式売買動向の影響が大きかったのではないかと考えております。

5月第1週（実質5月2日と6日）の投資部門別株式売買動向（東証・名証の合計）によると、海外投資家（外国人）は6週連続での買い越しとなりました。
買い越し金額の推移は別として、昨年10月以降、海外投資家の買い越しが6週連続となったのは初めてです。
3月25日から5月6日までの間、海外投資家は買い越しが続いた事になります。

もちろん、昨日の大幅下落の反動もあっての事ではありますが、海外投資家は全体相場が不安定視されていた中でも、淡々と日本株を買い続けてきた印象で、それこそが本日の大幅上昇の背景、もしくは、支援材料であったのではないかと考える次第です。

さて本日、会員様各位にお伝えし申し上げたい事は、相次ぐ決算発表は、その内容そのものに対する市場関係者「個人」の「ビュー（見解）」よりも、その決算発表内容を、市場がどう受け止め、「評価」し、株価推移を伴って「消化」するか、を観察する事こそ重要である、という点です。

良い決算発表内容であっても株価は上がらないかもしれませんし、減益や赤字決算でも実際の株価は上昇するかもしれません。
つまり、「Prices tells all＝株価が全てを物語る」であり、かつ、決算発表後1日2日のうちだけでは、株価の居所も方向感も定まったとは言い難く、ゆえに、その間に慌てて取った投資行動は、狙いどおりの成果を産まないケースがままあります。

今回の決算発表シーズンを経た市場の評価が、株価の推移に現れ定まるのは、来週以降となるという認識をお持ちいただきたいと存じます。


━━━━━━━━━━━━━━
個人的に気になっている銘柄
━━━━━━━━━━━━━━
◆ツガミ(6101)
結局はファナック（6954）の値動き次第なのかもしれませんが、
昨日ザラ場中に発表された今期通しは決して悪くない印象です。
16日（月）の取引終了後には、22年3月分の工作機械受注統計速報も発表されます。

━━━━━━━━━━━━━━
　私のコラムで紹介した銘柄
━━━━━━━━━━━━━━
◆A&DホロンHD（7745）[計測・計量機器メーカー]
昨日の決算発表を受けて本日の終値はストップ高となりました。
合併の影響もあるので単純比較に無理はあろうかと思いますが、
PER6倍、PBR1倍割れ、ROE10％超、海外投資家比率20％超と、
まだまだ出遅れ感が強い印象です。

━━━━━━━━━━━━━
　単発スポット銘柄の見解　
━━━━━━━━━━━━━
◆≪【世界平和祈願】即日公開銘柄プレミアム（****）≫
決算発表を受けてしっかりの展開でした。
移動平均線が集中しているゾーンの上抜きに挑む事となりそうです。

◆≪木村泰章のラスト七福神銘柄（****）≫
本日も終日力強い買いが継続して流入していました。
機関投資家勢の買いと捉えております。
いよいよ75日移動平均線を上抜き始め、本日は「引けピン」！
●●●円台は目前です。

◆≪まんもす藤井。のビッグマネー銘柄（****）≫
取り組みが難しい局面だからこそ、
頼れる男が不退転の決意でご紹介申し上げるこの銘柄で行きましょう！
是非、まんもす。の鼻息の荒さを実感なさってみてください。
お問い合わせ、お申込み、お待ちしております！



執筆：木村泰章