皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

7月8日付けで、国内大手証券が東京エレクトロン（8035）のレーティングをBuy⇒Neutralと変更し、目標株価も55,253円⇒47,783円へと引き下げました。

このレーティング変更を受けて東京エレクトロンの株価は、本日一時1200円を超える下落となりましたが、終値は1.38％安とやや持ち直し、43000円に迫る42950円で大引けを迎えました。

レーティングを引き下げた国内大手証券は、半導体製造装置市場の需要環境は急速に悪化しており、メモリメーカーが23年度の投資を大幅に削減する可能性が高まってきた、と指摘しています。

これに先立ち、7月5日付けで米系大手証券もレーティングを買い⇒中立へと変更しており、
目標株価も55,000円⇒44,000円に引き下げています。

一方で、韓国の半導体大手サムスン電子は、7月7日に2Q決算ガイダンス（決算発表は今月末）を発表しており、2Qの営業利益が前年同期比11％増加する見通しを示しました。
2Qの売上高は前年同期比21％増と予想を上回る伸びとなり、原材料費の高騰と消費者需要の鈍化がテクノロジー大手各社に及ぼす影響は、当初警戒されていたほど深刻ではない可能性が示唆されたものと受け止められ、7月7日の東京エレクトロン株は2%近い上昇となりました。

半導体製造には、シリコンから作られたウェハーの上に、数百個の半導体が並んだLSI（大規模集積回路）を作る「前工程」と、ウェハーを切って半導体を切り分け、切り分けた半導体を固定して端子をつけたり、樹脂で覆ったりして半導体を完成させる「後工程」がある事が知られ、「前工程」メーカーの業績推移は、「後工程」メーカーの業績推移と比較して、概ね堅調であろうと予想されています。

当初、原材料費の高騰と消費者需要の鈍化がテクノロジー大手各社に及ぼす影響は甚大と見られた事から、半導体関連銘柄群を中心に、いわゆるハイテクセクターの調整局面が長引く事が懸念されておりましたが、前述のサムスン電子のガイダンスを受け、さほど酷くは無いのではないかという見方が台頭し、過度な不安懸念が後退した事から幅広い銘柄群に買い戻しの動きが出始めているものと分析しています。

となりますと、国内大手証券による東京エレクトロンのレーティング引き下げをもって、
半導体関連銘柄群に対する当面の弱気傾斜は「出尽くし」と見る事もできましょう。

市場における半導体関連銘柄群の方向感に関する見方は、強弱感が拮抗している印象ですが、やや希望的観測も含んではいるものの、個人的には足元の状況は、「行き過ぎた悲観論が後退し、ややプラス転換し始めている局面」と捉えております。
7月14日には、半導体（ファウンドリ）大手の台湾TSMCも2Q決算の発表を予定しており、今週が、目先の半導体関連銘柄群の方向性を窺ううえでの、ターニングポイントとなりそうな予感がしております。

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　個人的に気になっている銘柄
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常磐興産（9675）
「サマーストック」としての株価切り返しに期待。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆エムアップ（3661）[ファンサイト運営/e-Ticket]
本日一時昨年来の高値を更新！
株価は上下のブレが大きいものの確実に下値は切り上がり、
スイングトレードを交えて、
まだまだ、当分の間はお取り組みしていただけそうですね。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪億男Wのダブルビクトリー銘柄（****）≫
本日、銘柄公開後の高値を更新！
あとは出来高が増加する事に期待しています。

◆≪ゴールドラッシュ軍艦島銘柄（****）≫
お待たせ致しました。
本日は一時銘柄公開時の価格を上回る場面も！

◆≪ゴールドラッシュ軍艦島銘柄【特典シルバー銀脈銘柄】（****）≫
こちらも本日は大幅高で、
弊社設定の第2ターゲットも射程圏内に捉えてまいりました。

◆≪【緊急即日公開銘柄第11弾】（****）≫
つい先ほどから公開が始まりました。
ECと関連性が高い有望銘柄で下値リスク限定的。
是非ともご参加ください。



執筆：木村泰章